美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

memo

ルポルタージュを読む

このところ、戦争の証言とかを大学では読んでいるが、久々にアップトゥデイトなルポを読んだ。g2 ( ジーツー ) vol.6 (講談社MOOK)作者: 講談社出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/12/04メディア: ムック購入: 7人 クリック: 45回この商品を含むブログ (6…

就活について

今日は朝鮮半島問題及び朝鮮学校に対する怒りのツイートをしたり、リツイートをして終わってしまった感があるが(多少は原稿も書いたりしていましたが)、教え子のつぶやきで「就職セミナーと発表日が重なった。マジ勘弁」というような内容のがどんどん出て…

ただ、恥ずかしい

昨日、北朝鮮と韓国が軍事衝突した、というニュースはさすがに驚いたが、それよりもある意味驚いたのが、今日流れた「それを受けて、朝鮮学校への無償化は適用外へ」というニュース。 何、それ? あのー、朝鮮半島の軍事衝突とこれに、どんな関係があるのか…

憲法を考える

大仰なタイトルだが、今日の院ゼミでは以下の本を読んでいた。憲法と国家―同時代を問う (岩波新書)作者: 樋口陽一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/08/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (13件) を見る11年ほど前の本だが…

カフェ・コモンズへ

学生の指導を終えた後、高槻の富田にある「カフェ・コモンズ」に向かう。今夜はそこで、umeten君の「サイレントテロ」に関するレクチャーが行われる、というのを本人から聞いていたので、一度このカフェに行きたかったこともあって、参加することにしたのだ…

緊急署名のお知らせ(お願い)

例の「朝鮮学校」だけを除外しようとしている「高校無償化」問題ですが、とりあえず大学教員がそれに反対する要請書を連名で提出しようとしております。僕も昨日メールを送っております。 このブログは結構大学教員の方がご覧になっていると思いますので、よ…

目を疑う

今朝の朝刊を開いて、まず目に飛び込んできたこの記事、やはり目を疑うとしか言いようがない。一部引用。 鳩山内閣は11日、4月に実施予定の「高校無償化」をめぐり、全国の朝鮮学校を制度の対象から除外する方針を固めた。拉致問題が解決しないことから閣…

別に弁護士が「正義の味方」とは思わないけど

朝刊読んで、腹の立ったニュース。例の橋下知事の話題。一部引用する。 大阪府の橋下徹知事は2日、高校無償化制度で朝鮮学校の生徒を除外すべきだとの意見が政府内で出ている問題で、府議会本会議終了後に府庁内で報道陣に「拉致問題を切り離して考えること…

嫌がらせ、というか冒涜

今朝の新聞を読んで、すごく嫌な気分にさせられたこのニュース。主要部分を引用すると、 太平洋戦争中、「朝鮮女子勤労挺身隊(ていしんたい)」として10代で朝鮮半島から日本に徴用され、工場で働かされた韓国人女性たちが1998年に請求していた厚生年…

とうとう来たか

今朝の新聞を読んで、暗澹たる気持ちになる。一部引用する。 大阪府立大学(堺市中区)は26日、現行の7学部を4学域に再編し、総合大学から理系中心に転換する改革案を固めた。津戸正広・経済学部長が「教育内容の議論が不十分」とする反対声明を報道陣に…

今朝の朝刊を読んで

朝っぱらから腹の立つこと。 一つ目は、大阪府知事が抜本的な改革を迫っていることを受けて、大阪府立大学が理系に特化して学部再編を構想中、という記事。やれやれと言った感じ。「住民に貢献・還元していない」という言葉が魔法のように、というかまさに「…

新聞を見て

今日は体調もイマイチだし(風邪の治りかけ)、雨もぱらついたりしたので、家でおとなしくすることにする(日用品の買い物くらいは行くが)。で、ゆっくりブランチを食べながら朝日新聞を見ていたら、思わず「えーっ」と声を挙げてしまうコラムがあった。峰…

「地元の慣習」はどこまで許容されるか

大袈裟なタイトルだけど、新聞を読んで思ったこと。大阪高裁で、京都の賃貸マンションに関して「更新料は根拠がないから無効」という判決が出たのを読んで、ふと思った。 僕は実は今、京都なのに「更新料がない」という条件のマンションに住んでいるのだが、…

R.I.P.

夕刊を読んでいると、知っている人名が訃報欄にあって驚く。 並木 頼壽さん(なみき・よりひさ=東京大教授・中国近代史)が4日、胃がんで死去、61歳。通夜は11日午後6時、葬儀は12日午前9時30分から東京都品川区西五反田5の32の20の桐ケ谷…

侮辱だよね

気になるニュースから。まずは、横浜市のいくつかの区で、例の歴史教科書が採択された件。 第一印象は「知」を教えるというのに、こういう「反知性主義」の主張(教科書)がまかり通るとはなあ、というもの。慨嘆するより他はない。あと、やっぱ松下政経塾の…

配偶者ってそんなに・・・

さっき、ぼーっとテレビを見ていたのだが、それはココリコの遠藤とロンブーの淳がやっている「遠藤淳」という「松本紳助(松紳)」かよ、と突っ込みたくなる番組名なのだが、今日は「模擬裁判員制度」みたいなコーナーをやっていた。そこで初めて知ったのだ…

多数派の「ヒステリー」

テレビ大阪(東京)の「週刊ニュース新書」を見ながらブランチ。もちろん、大江麻理子さん目当てだが、硬派な番組だよな。メインキャスターの田勢康弘さんも、良くも悪くも「華」がない人なので(すみません)、ワイドショーめいたニュース番組ばかり見慣れ…

「民意」は大切に

「大阪府立大「名前だけ」4割超 府民調査で“顔が見えない”実態」という記事をネットで読み、すげー記事だなあ、と呆れた。まず、こういうしょーもないアンケートを採ったことに呆れ、橋下におもねるような記事タイトル及び内容にしていることに再び呆れ、怒…

脳死について

先日、衆議院で、例のA案(家族の許可さえあれば、ドナーの年齢制限無し)が通過して、ブログでこの問題を取り上げる人も多い。知り合いの大学教員で、明確にこれに異を唱え、グループを結成して声明を発表している人々もいる。僕も一瞬賛同しようとしたのだ…

会議にて

今日は朝一から会議。信号に捕まり、少し遅刻気味な上に、いつもやっている部屋ではなかったので(急に変更しないでくれ〜)、しっかり数分遅刻。 今日は学内の予算配分とか、文部科学省に出す某書類とかの検討だったのだが、文科省に出す書類の審議がけっこ…

パチンコのCM

僕は全くパチンコはやらない人間だが、最近テレビCMで、やたらパチンコの宣伝が気になってしょうがない。特に石川さゆりの「天城越え」と「CRベルサイユのばら?」。池田理代子先生ご自身がパチンコをやる人なので、話が来たら即OKを出す*1とインタビューでお…

謝る必要なし

インフルエンザの猛威は、病気そのものより、人々の心の奥に潜む「何か」を引きずり出す方向での猛威を振るっているように見える。その一番の例が、罹患者を出したといわれる学校に対する非難であろう。東京のある高校などは、校長先生が「涙の謝罪会見」を…

ある意味「純粋さ」の現れ?

気になりつつもスルーしていたニュースがあった。それは、「幸福の科学」が政党を作り本格的に政治に打って出ようとしている、というニュースだった。この短い記事からは何とも言えないのだが、ブックマークでisikeriasobi先生からご質問もあったので、これ…

メメント・モリ

この一週間ほどで、知っている人や尊敬している人の訃報や危篤状態が立て続けに耳に入ってくる。偶然にすぎないのだが、やはり考えさせられてしまう。 先週には、同僚の伊藤先生が山で遭難死(前学長の広原先生もこのはてなで追悼文をお書きでびっくり)、つ…

ばかの見本市

だな、と思わず呟いたのがこのニュース。少し引用すると 自民党町村派の23日の総会で、5日放送のNHK番組(NHKスペシャル シリーズ・JAPANデビュー 第1回『アジアの“一等国”』)について、批判が相次いだ。 番組は日本の台湾統治を取り上げた…

目が曇る

昨日「発射した」「発射しなかった」と大騒ぎした防衛省の誤報だけど、機械がどうとか、省内のチェック体制がどうとかという問題は当然あるだろうが、一番の理由は、何といっても「欲望で目が曇った」ということに尽きるだろう。要するに「撃ってくれないか…

好きな人だけどうぞ

自分の肉親(父や兄)が靖国神社に勝手に祀られていることが耐え難いという訴えは、残念ながら予想通り敗訴となった。殉職自衛官護国神社合祀訴訟から、こういう流れは変化しないんだよなあ。 僕は前々から言っているが、靖国が好きな人、あそこに自分の肉親…

読者をバカにするといふこと

今朝、新聞の週刊誌広告を読んでいて、思わずコーヒーを吹きかけた。『週刊文春』の広告だったのだが、ホリエモンこと堀江貴文君に関して 「ホリエモンがゴルフのお供に持ち歩く『宮内人形』」 という1行があったせいだ。実は、先日堀江君自身が、これに関…

「年越し派遣村」

知り合いからメールが流れてきて宣伝してくれ、といわれたので、転載します。元ブログはこちら。 仕事と住まいを奪われる「派遣切り」被害者の労働相談、住居相談、生活相談の窓口を開設します。 「年越し派遣村」 日程:12/31(水)〜1/5(月) 場所:霞ヶ関、日…

聞き役に徹することができない

今日は年度最後の某会議。慣れない司会(というか、某小委員会の長になっちゃったので、致し方なし)。進行に関してノープランで臨んだ僕も悪いが(「先生方から色んな意見がアンケートで出ていますが、皆さんはどう思いますか」というようなアバウトさ)、…