美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

就活について

今日は朝鮮半島問題及び朝鮮学校に対する怒りのツイートをしたり、リツイートをして終わってしまった感があるが(多少は原稿も書いたりしていましたが)、教え子のつぶやきで「就職セミナーと発表日が重なった。マジ勘弁」というような内容のがどんどん出てくるようになり、僕も思わずつられてこうつぶやいてしまった

企業があくまで新卒しか優遇しないって言うんなら、大学のやるべき事は、卒業要件を満たした者は無償で学籍を1年(もしくは2年くらい)延長可として(満たさなければ普通に留年扱い)、卒業証書授与は就職が決まってから自主的に申し出るってのはどうだ。俺の頭ではそれくらいの策しか思いつかん。

正確には、「就職」というより「進路」が決まってから、というべきだが、これは真面目に検討するべきではないか?
でないと、学生の「勉強したい」、教員の「勉強させたい」、企業側の「学生に勉強させて力をつけさせてから社会に送り出せ」という三つの願いが丸く収まるなんて事はいつまで経っても実現しないと思う。どうせ企業側の足並みなんてそろわないだろうから(昔、就職協定があったときから、横紙破りはマスコミ系が率先してやっていた)、もう大学側でやるしかないかも、とも思う。
友人からの話によると、某私立大学では五万円とかで無登録でも卒業延長、というシステムを既に導入しているらしいし。
あるいは、留年した場合でも一律の学費ではなく、取得すべき単位数に比例した学費にするだけでも、ハードルはぐっと下がるだろう。これとは性格が多少違うが、確か、慶応の大学院って、単位数が少ないからって学部より安く、国公立よりも安いくらいじゃなかったっけ(僕が院生時代の90年代半ばは、確かそうだった)?これを聞いたとき、さすが経済の慶応と感心したものだが(笑)、全ての大学で、この不況を奇貨として上記のような仕組みを考えても良いかもしれないとマジに思っている(平の准教授としては、どこに提案すればいいのか、途方に暮れるけど。学生自治会も有名無実だし)。
追記:ある先生の提案だが、いっそ大学が一斉に9月入学(夏卒業)という学年歴に変えて、学生たちは卒業後の秋から春にかけて就活、というのも良いかも。9月入学って、政府が好きなグローバルスタンダード(笑)だしさ。