美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

聞き役に徹することができない

今日は年度最後の某会議。慣れない司会(というか、某小委員会の長になっちゃったので、致し方なし)。進行に関してノープランで臨んだ僕も悪いが(「先生方から色んな意見がアンケートで出ていますが、皆さんはどう思いますか」というようなアバウトさ)、思った以上に百家争鳴、喧々囂々(大袈裟)で疲弊。色んな意見を出し合う場だったので、僕はあまり自分の意見を言わないようにしていたが、つい「司会者なんだから仕切らなくちゃ」とか、中途半端な介入志向が出て、結局ドツボ(会議終了後、複数の先生からねぎらわれたことだけが救い)。
昔、カウンセラーの友人H本さんに「川瀬君は人の話聞くのは好きそうだけど、“それって要するにさあ”、という感じで要約したり、混ぜっ返したりするじゃない。君はカウンセラーに向かない。カウンセラーっていうのはひたすら聞く仕事だから」と言われたことなどが記憶の底から甦ってきた。もう、これからは、あまり人の話を聞かない司会者になろう、仕切りまくってやろうなどと思ったりもするのだが、それって忌み嫌っていた司会者の形だよなあ、とウジウジしてしまうのだった。