美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

cinema

「主戦場」鑑賞

今日は、京都シネマにて、話題の映画、「主戦場」を鑑賞。早めに会場に行ったが、上演2時間前で既に20番台だったので驚いた。 ミキ・デザキ「『主戦場』ってどんな映画」:主戦場 ストーリーは、ざっくり言うと、「従軍慰安婦」問題に関して、「両陣営」の言…

「教誨師」を見る

今日は朝から、大杉漣さんの最後の映画となった「教誨師」を出町座まで見に行く。朝っぱらからこんな重たいものを流してどうするつもりだ、出町座、と思ったが、レイトショーでもどんよりした気持ちで帰らざるを得ないから、どっちにしても同じだよな、と思…

「1987,ある戦いの真実」

今日は、京都シネマで、韓国民主化運動をモチーフにした「1987,ある戦いの真実」を見に行った。今日は水曜日で割引だった。 youtu.be 『1987、ある闘いの真実』メイキング映像 【1987、ある闘いの真実】キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ユ・ヘジン、キム・テ…

Nowhere to call home

今日は、同僚の山口先生が主催された映画上映会と、監督とのトークというイベントに参加。山口先生はこの「Nowhere to call home」という映画の日本語字幕をご担当。以下、僕がTwitterで呟いた感想を繋げる形で、この映画の概要と思いついたことをまとめてい…

標的の村

今日は大阪梅田の大阪駅前第2ビルにある、大阪市立大学のサテライトキャンパスでおこなわれた「標的の村」というドキュメントの上映会に参加。このところ、同僚のフィールドワーク実習のお伴という形で年に一度は沖縄を訪れているのだが、深刻な基地問題の話…

「イラク チグリスに浮かぶ平和」

今日は、京都シネマで「イラク チグリスに浮かぶ平和」を見に行く。2003年のイラク戦争から2013年前の約10年間、あるイラクの家族を中心に取材したドキュメントで、監督は僕の高校同期でもある綿井健陽君。 内容は、これでもかと降りかかる戦争の惨禍。アリ=…

The Act of Killing

本日、妻と京都シネマにて「アクト・オブ・キリング」を見に行きました。予告編は以前見ていたので、それなりに覚悟はしていたのですが、相当後味の悪い映画でした。はっきり言って、「悪趣味」と言っても良いかもしれませんが、ノンフィクションなだけに、…

穏やかな反原発運動を

僕は2年前の例の事故から、はっきりと反原発論者になったが、「穏やかで、しかも持続可能な反原発運動」を学びたいと思って、鎌仲ひとみ監督の映画のDVD等をまとめ買い。興味のある学生がいたら、一緒に見て見たいな、とも思っている。原発の、その先へ ミツ…

観察映画「演劇2」

今日も、想田和弘さんの映画を見に行く。前の「1」は主に平田オリザという劇作家/演出家の「劇の作り込み」に密着した内容だったが、この「2」は平田オリザさんがどのように自分の劇団を運営し、各種ワークショップや大学で教育しているか、という「演劇と…

観察映画「演劇1」

今日、京都シネマでの最終回に間に合った。ゼミの先輩でもある想田和弘さんの最新作。 平田オリザとその劇団を追いかけた二部作の一本目。 平田さんの演劇メソッドは聞いたことはあったが、実際に目の当たりにするのは初めてで(残念ながら、青年団の劇は見…

「この空の花」鑑賞

このお盆休みは妻と映画鑑賞と決めて、昨日に続いて今日も映画鑑賞。今日見た映画は、大林宣彦監督の久々の作品である「この空の花」。上映会場は、京都みなみ会館。僕の自宅から最も近い映画館なので、自転車で向かう。 この映画、実験的な色彩が強く纏めに…

トガニ(도가니)鑑賞

話題となっている映画「トガニ(るつぼ、の意味)」を妻と京都シネマまで見に行く。 これは韓国で空前のヒットとなった作品で、実話を元にした「告発もの」の一つ。障害児児童を性的に長年虐待していた学校関係者、という酸鼻な実話がそのままスクリーン上で…

幕末太陽傳

日活創立100周年という事で、デジタルリマスターされたこれが上映されているので、ふらっと京都駅前のイオンモールへ向かう(午前中は病院で疲れたので、リフレッシュもかねて)。さすがに一番小さなホールだったけど、席は余裕で、ゆったり見られた(平均年…

今日買った本

今日買ったのは以下の2冊。パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い作者: 黒岩比佐子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/08メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 155回この商品を含むブログ (69件) を見る黒岩さんの最後の著作。非常に評判…

ヨン様、ひどい(笑)

今日、妻とこの映画を見てしまった。実は、2年ほど前、安売りしていたので、衝動買いしていたのだが、なかなか見る時間が取れず、今日いよいよ見ることとなった。スキャンダル [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2006/06/23…

密やかな光

前々から気になっていた映画をようやく借りて見た。宗教がらみと聞いていたので、これは見ねばと思いつつ見逃してきた。ちなみに「密陽」というのは実在の地名。僕は11年ほど前に住んでいたところの近くなので、方言は何となく分かる(いわゆる慶尚南道訛り…

「精神」DVD

注文していたのが届いた。精神 [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2010/07/24メディア: DVD購入: 5人 クリック: 158回この商品を含むブログ (58件) を見る前もこのブログで言いましたが、この映画の監督の想田和弘さんは、僕の一学年上のゼミの先輩…

クロッシング

今日は、みなみ会館で妻と一緒に脱北映画「クロッシング」を見る。 内容は何となく想像していたのだが、想像以上にきつい内容。こんなぬくぬくした社会に生きて済みません、という気になる。以下ちょっとネタバレ。 まず、生活の描写が結構リアル。といって…

今日も色々

ストレス解消の買い物、と言うのは良くある話だが、僕は本やCDで済ませる方だから、長期的に見れば「安上がりな男」だろうなと思う。てなわけで、今日はストレス解消の買い物です(本オンリー)。のだめカンタービレ(24) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メ…

「無言歌」@大阪第七藝術劇場

今日は夕方まで休日出勤して、明日のゼミに備える(何でギリギリまでやらないのか、という説教は小学生の時から300回以上聞いているので、言いっこなし)。 夕方、大阪十三にある「第七藝術劇場」に向かう。今日は一晩だけのレイトショーで、鈴木祥子さんの…

桜井幸子さん芸能界引退

で、疲労困憊した僕に、更なる追い打ちとも言えるニュースが。僕の好きな女優の一人である桜井幸子さんが「今年いっぱいで芸能界から引退する」と公式ページで表明しちゃったのだ。引用すると 芸能、マスコミ関係各位 前略 私事、桜井幸子は平成21年末をもち…

美代子阿佐ヶ谷気分

今日は仕事を終えて、そのまま映画館「みなみ会館」に向かう。レイトショーのため。レイトショーを一人で見るのって、久しぶり。そもそも映画自体も久しぶりだよな。ちなみに今までの人生で一番レイトショーを見ていたのは、大学2年生の時。明大前に下宿し…

HACHI見に行っちゃった

先日、村上たかしの『星守る犬』を読んだ勢いで、街中に出てつい公開直後の「HACHI」を見に行ってしまう。いつまでもなく、「ハチ公物語」のリメーク。ということで、ストーリーはほぼ完璧にわかっているんだけど、鉄板で泣かせる話だからなあ。僕もうるっ、…

鈴木祥子ドキュメント「無言歌」&ミニライヴ

ガンダムを後にして、今度は渋谷に向かい、僕が敬愛する鈴木祥子さんのドキュメント「Romances sans Paroles〜無言歌」を見に行く。整理券が配られるので、先に行って並ぼうと思っていたら、夕方大雨が降ってカフェに閉じ込められてしまい、どうなる事かと思…

「精神」

本日、かねてからの懸案だった映画「精神」を京都シネマまで見に行く。このブログで何度か言及しているとおり、この映画を撮った想田和弘さんは、僕のゼミの先輩(そのゼミの指導教官だった島薗進先生が、パンフレットに推薦の辞を寄せていらっしゃる)。 一…

無言歌romances sans paroles

鈴木祥子さんのドキュメンタリー映画がもうすぐ東京で公開されるが、そのサントラが発売された。僕は「galabox」の通販で購入。romances sans paroles~bande originale du film~アーティスト: 鈴木祥子出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC発売日: 2009/07/1…

「選挙」と打ち上げ

今日の大学院ゼミは、「映画で学ぶ政治(仮)」第二弾ということで、僕のゼミの先輩の想田和弘さんが撮った「選挙」を見せる。僕は三回目だな(劇場、自宅、今回)。選挙 [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2007/12/22メディア: DVD購入: 5人 クリ…

おフランス

時々、妙にフランスの音楽やら映画に触れたくなるときがある。フランス語もろくに勉強したこともなく、別にかの国にあこがれっぽい感情はないつもりなのだが。イナモラメントアーティスト: ミレーヌ・ファルメール出版社/メーカー: ポリドール発売日: 1999/0…

「全体主義」の美学

今日は大学院ゼミの日だが論文読むのが面倒くさくなってちょっとズルして「映画から政治を考える」というテーマを立てて、僕の手持ちの作品を視聴覚教室で鑑賞することに。今日みた作品はずばり、金日成のパレード [DVD]出版社/メーカー: ブロードウェイ発売…

長年追っかけている人

今日は僕が十数年以上ずっと「追っかけている」人の本とCDを買う。純粋ツチヤ批判作者: 土屋賢二,いしいひさいち出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (10件) を見る土屋先生の本は一体何…