美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

2017-01-01から1年間の記事一覧

映画史と韓国研究(生命倫理系)を中心に

先週頼んだ学術書が届いたので、取り急ぎのご紹介。ここ数年で「映画史」を卒論で扱おうとするゼミ生に刺激され、彼らの為でもあり、自分の興味もありで映画史の本と、あとは本職である韓国関係の本をまとめ買い。トランス/ナショナルアクション映画: 冷戦期…

鈴木祥子「ベアフォレストのクリスマス in 横浜日ノ出町」

うまい具合に、前日東京で仕事(講演)のお仕事があり上京したので、翌日横浜で行われた鈴木祥子さんのライブに参加してきました。これまた一応言い訳しておきますと、「ライブの予約メールを入れた後に講演依頼があった」「向こうができれば12月か1月の木曜…

知り合いの本と丸山眞男講義録

今日購入したのは、知り合いが関わっている本と、なんと今年出た丸山眞男の講義録の別冊。帝国と戦後の文化政策――舞台の上の日本像作者: 朴祥美出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/10/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る朴さんは、昔…

しょうこの《帰ってきたabsolutely alone in 京都拾得》

さて、今夜は、京都の老舗ライブハウス「拾得」で、超久しぶりに、わが愛しの鈴木祥子さんのライブがありました。関西でのライブは久しぶりなので、以前関西でのライブで顔見知りになった方が続々集結し、久闊を叙しました。今回のライブタイトルから判るよ…

恩師に会って

先日、京都にご出張の恩師島薗進先生とお会いして、お昼ご飯をご一緒した。文字通り東奔西走していらっしゃる先生から「川瀬君も最近は忙しいの?」と訊かれると、身の置き所もないが、先生と別れたあとに、先生の変わらぬ好奇心と若手の研究までカバーする…

もと教え子が訳した本など

今日届いたのは、以下の書籍。正教会入門作者: ティモシー・ウェア,松島雄一出版社/メーカー: 新教出版社発売日: 2017/07/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る文字通り、正教会のスタンダードな入門書の翻訳だそうな。実はこの本、僕のもと…

キリシタンものなどを

今日届いた研究書は以下の通り。近世潜伏宗教論―キリシタンと隠し念仏 (歴史科学叢書)作者: 大橋幸泰出版社/メーカー: 校倉書房発売日: 2017/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見る大橋先生のキリシタンおよび隠し念仏考。以前、講談社メチエの『潜…

キリスト教関連の本を中心に

夏休みもたけなわですが(教員側は、採点がたけなわ)、キリスト教関連の本を中心に、ちょっくら学術書をまとめ買いしてきました。民衆神学を語る (安炳茂著作選集 第一巻)作者: 安炳茂,心園記念事業会,金忠一出版社/メーカー: かんよう出版発売日: 2016/06/…

『鈴木祥子最新録音集』発売記念誕生日eve×2ライブ「いろいろあったよ、いろいろね」@SARAVA東京

今回は、8月21日の鈴木祥子さんのお誕生日の2日前におこなわれた上記の長いタイトルのライブレポートをお送りします。今回のライブは、タイトル通り、最近発売されたCDの発売記念とお誕生日の前祝い(?)を兼ねたもので、「夏」に関する曲でセットリストを…

鈴木祥子@Theatre Alterio「Syoko With Klavier vol.1」

さて、僕が既に四半世紀ほどファンを続けているシンガーソングライターの鈴木祥子さんですが、最近は様々な鍵盤楽器を用いて、その味わいの違いなどを僕たちに教えてくれることが多いのですが(以前の「松本記念音楽迎賓館」でのライブもそうでしたね)、今…

渋めの学術書を

今日届いたものは、どちらかというと、渋く、重厚なテイストのものばかり。朝鮮儒学史の再定位: 十七世紀東アジアから考える作者: 姜智恩出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2017/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログを見る少しは僕も朝鮮儒学の…

「共謀罪」法可決の後で

今日は以下の本を読む。比較的薄めの本だが、内容が濃いので、時間がかかった。ポピュリズムとは何か作者: ヤン=ヴェルナー・ミュラー,板橋拓己出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/04/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る「世界に幽霊…

「周辺(周縁)」に関するものを

僕は元々宗教研究者で、一言で言えば「マイナー好み」な所があるが、今日買った本も、ある意味日本近代史の「周辺(周縁)」に関するものばかりになってしまったな。ハンセン病療養所を生きる―隔離壁を砦に作者: 有薗真代出版社/メーカー: 世界思想社発売日:…

学科図書室に

昨日は主に自分で読もうと思っている本を紹介したが、今日は学科図書室に納入する予定の本のご紹介(僕の予算で買っているのだが)。国家と上座仏教ータイの政教関係 (現代宗教文化研究叢書)作者: 矢野秀武出版社/メーカー: 北海道大学出版会発売日: 2017/03…

逆五月病

5月の頃は、大学や科研から予算が降り始め「さあ、どんな本を買ってやろうかな」という高揚した気持ちになることが多く、僕はこれを「逆五月病」と呼んでいますが、そんな気分で購入した本のご紹介。韓国仏教史作者: 金龍泰,蓑輪顕量,佐藤厚出版社/メーカー:…

今年度最初のお買い物

本日、僕の勤務校の図書館と、お隣だった「京都府総合資料館」が合体して「京都学・歴彩館」という名でオープンしました。僕も早速見学しに行きました。この建物には、色々言いたいことはあるのですが、やはり大きな図書館に入ると、気分が高揚してしまって…

zabadak 31st live @東京キネマ倶楽部

本日は、鶯谷の「東京キネマ倶楽部」でのzabadakのライブに参加しました。今日のは「31周年記念」のライブですが、多くの方がご存知のように、このバンドの中核だった吉良知彦さんは昨年夏にお亡くなりになっています。実はこのライブは生前の吉良さんがやる…

これで予算消化

年度末になり、慌てて本を買い込み、これにて僕がもらっているお金は全て消化(少し足が出たが)。オックスフォード キリスト教辞典作者: E.A.リヴィングストン,木寺廉太出版社/メーカー: 教文館発売日: 2017/01/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2…

教文館にて

先週の土曜日、久々に銀座に行き、まず映画「お嬢さん」を見て(パク・チャヌク監督の相変わらずの悪趣味に延々付き合わされる怪作)、その後、学生時代から、銀座に来た時にはほぼ必ず立ち寄る「教文館」のキリスト教書コーナーにおもむく。なんか、あんな…

最近の頂き物

最近、研究者の知り合いがたくさん本を出して、それを送って下さるので、この半年ほどにいただいたものをまとめてご紹介。皆様、あらためてありがとうございます。記憶と追悼の宗教社会学作者: 粟津賢太出版社/メーカー: 北海道大学出版会発売日: 2017/02/08…

沖縄・イタコ・葬儀業・再洗礼派・勝ち組・韓国政治

何とも変なタイトルになったが、今回購入した本がこんな感じなのだ。沖縄らしさの社会学―多文化接触領域のエスニシティ―作者: 安井大輔出版社/メーカー: 晃洋書房発売日: 2017/02/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る沖縄に関する本で目に…

今年最初の学術書まとめ買い

完全に「お買い物ブログ」と化しておりますが、2017年に入って最初に注文して届いた本の一覧です。偽史の政治学:新日本政治思想史作者: 河野有理出版社/メーカー: 白水社発売日: 2016/12/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るTwitterでこの…