美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

とうとう来たか

今朝の新聞を読んで、暗澹たる気持ちになる。一部引用する。

大阪府立大学堺市中区)は26日、現行の7学部を4学域に再編し、総合大学から理系中心に転換する改革案を固めた。津戸正広・経済学部長が「教育内容の議論が不十分」とする反対声明を報道陣に配るなど学内の異論は収まっていないが、府は12月に新体制の方針を決め、2011年4月のスタートを目指す。
大阪府立大、改革案をまとめる 理系中心に転換

僕が文系の人間だから言うのではない、ということをまず強調しておきたいが、こういう強攻策で、本当に誰が得をするのか。一度無くしてしまったら、もう後戻りはできないのに。僕は寡聞にして、大阪府立大が「定員割れ」を起こしたりしているとか、そういう「判りやすい」取りつぶし理由を聞いたこともないのだが(近隣の大学と学部、学科が重なっている「競争状態」なのにちゃんとしているのだから、まさに「市場原理」でも合格しているというのに)。東京都、横浜市、そして大阪府と、また歴史が繰り返されてしまった