読者をバカにするといふこと
今朝、新聞の週刊誌広告を読んでいて、思わずコーヒーを吹きかけた。『週刊文春』の広告だったのだが、ホリエモンこと堀江貴文君に関して
「ホリエモンがゴルフのお供に持ち歩く『宮内人形』」
という1行があったせいだ。実は、先日堀江君自身が、これに関する取材の内幕を暴露している。堀江君もなかなか意地悪。
本当に、呆れるくらいいい加減で、且つ悪質だと思う。要するに、取材する人のことも、それを読む読者のことも徹底的にバカにしているからこそできる所業であろう。
「『読み手』についてどんな像を持ってる?」
「わかりやすい、おもしろい、刺激的、これを求めていると思います!」
「俊平は?」
「人間はそんなバカじゃないと信じたいです。読み手をバカにした記事は読み手にバカにされると思います・・・甘いかなあ」
こういう台詞を思い出した。これは、柴門ふみの『P.S.元気です、俊平』の一節(9巻pp.218-9)。
- 作者: 柴門ふみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1988/11
- メディア: 新書
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