美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

年明けに

昨年末に注文して置いた本が、仕事始めの今日に届いていた。最近いただいた本も含めて簡単にご紹介します。 

  森本先生の本は、やはり買ってしまう。上に「Kindle版」と出ていますが、買ったのは書籍です。実は僕、電子書籍を持っていない、今となっては珍しい人間です。

 

 知り合いのゴダール先生の本を、これまた知り合いの碧海寿広君が翻訳したもの。これは原書に手を出そうとしたんだけど、翻訳を待って正解。

 

 このところの青弓社は「攻めている」感じがするなあ。 

 昔買い損ねていたこの本が増補改訂版で出たので購入。清水先生は、僕の恩師島薗進先生の東京外大での同僚であり、僕の親しい先輩である大久保教宏さんの指導教官だった方。この本とは関係ないが、清水先生のお嬢さんが白血病でお亡くなりなったが、その時の骨髄バンク登録活動などは記憶に残っている(島薗先生の研究室の扉にポスターが貼ってあったので)。 

歴史否定とポスト真実の時代

歴史否定とポスト真実の時代

  • 作者:康 誠賢
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: 単行本
 

 韓国で「反日種族主義」というのがあったが、それに関する批判本。 

感情史の始まり

感情史の始まり

 

 最近よく聞く「感情史」という言葉が気になったので、翻訳者に知り合い多し。 

海外引揚の研究: 忘却された「大日本帝国」

海外引揚の研究: 忘却された「大日本帝国」

 

 いわゆる「引揚」という問題は、植民地を研究する上で避けては通れない。加藤先生のこの大著をいずれ参考にする時が来るだろう。 

戦没者遺骨収集と戦後日本

戦没者遺骨収集と戦後日本

  • 作者:浜井 和史
  • 発売日: 2020/12/24
  • メディア: 単行本
 

 科研でご一緒した浜井先生からいただいた。「戦没者慰霊」という問題は、日本近代宗教史を研究する身としてもこれまた避けられないテーマ。 

靖国神社論

靖国神社論

 

 岩田先生のめちゃくちゃ分厚い靖国論。島薗先生があるところで書評なさっていたので。 

 これも知り合いが多数執筆しているし、すごく挑戦的なテーマだと思う。

 

  

ユダヤ系文学に見る聖と俗

ユダヤ系文学に見る聖と俗

  • 発売日: 2017/10/04
  • メディア: 単行本
 

 あまり文学関係は手を出さないのだが、ユダヤ系文学、というタイトルに惹かれて。

いただいた本を中心に

この数週間ほどで入手した学術書を羅列します。何冊かは、著者からいただきました。 

先祖祭祀と墓制の近代――創られた国民的習俗

先祖祭祀と墓制の近代――創られた国民的習俗

  • 作者:問芝志保
  • 発売日: 2020/10/23
  • メディア: 単行本
 

著者の博士論文の書籍化。おめでとうございます&ご恵送ありがとうございます。 我々が当たり前と思っているお墓についての観念がいつ頃に構築されたか、を明らかに。 

宗教文化は誰のものか―大本弾圧事件と戦後日本―

宗教文化は誰のものか―大本弾圧事件と戦後日本―

  • 作者:永岡 崇
  • 発売日: 2020/10/27
  • メディア: 単行本
 

 一緒に大本(教)の研究をしていた永岡君の2冊目の単著。彼は本当に筆力がすごい。弾圧事件のインパクトのせいで、ついロマンティックに考えがちな大本への「(我々研究者の)思い入れ」を脱構築、という感じか。 

近代の仏教思想と日本主義

近代の仏教思想と日本主義

  • 発売日: 2020/09/28
  • メディア: 単行本
 

 知り合い多数執筆。日蓮主義といえば日本主義(ナショナリズム)、という結びつけは研究者ほどやってしまうのだが、禅や浄土真宗にもそういうモメントがあることは最近の研究で明らかにされてきている。この論集はその流れの「合流地点」に位置するものだろう。 

「疫病と日本史」コロナ禍のなかから (奈良女子大学叢書)

「疫病と日本史」コロナ禍のなかから (奈良女子大学叢書)

  • 作者:小路田 泰直
  • 発売日: 2020/10/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 奈良女子大学のスタッフが中心に編んだ論集。 読もうと思ったら、めざとい学生に貸す羽目に。

ヨーロッパの世俗と宗教: 近世から現代まで

ヨーロッパの世俗と宗教: 近世から現代まで

 

 編者の伊達君を始め、知り合い多数執筆。ヨーロッパの状況を総合的・俯瞰的に見ています(これは揶揄ではなくマジで)。 

戦中・戦後文化論: 転換期日本の文化統合

戦中・戦後文化論: 転換期日本の文化統合

  • 作者:赤澤 史朗
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: 単行本
 

 赤澤先生のこれまでのご研究の集大成的な感じの大著。 

 この手のものも、つい追いかけてしまうんだよなあ。 

 恩師の島薗進先生や、先輩の堀江宗正さんがご執筆。この手の臨床心理学のものを買うのは久しぶりだなあ(東畑開人さんのは読んでいるが。彼もご執筆)。 

知っておきたい日本の宗教

知っておきたい日本の宗教

  • 発売日: 2020/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 これは宣伝。僕もこの教科書の一章を執筆しております。分かりやすく、現代日本の宗教状況を概観できるものと思います。

 

近代中国のプロテスタント医療伝道

近代中国のプロテスタント医療伝道

  • 作者:曺貞恩
  • 発売日: 2020/03/01
  • メディア: 単行本
 

 こういうのは、大学図書館に入れないとね。著者は韓国人の方。

 

 同僚の中純夫先生が翻訳なさり、先程頂戴しました。ありがとうございます。

拡散気味

このところ、リアル書店に足を運ぶことが減って、ツイッターの情報などから本を購入することが増えてきた。勢い、分野としてバラバラになりがちだけど、元々僕は(知的に)落ち着きがない浮気性の人間なので、これでいいのだ。 

 エチオピアについてはろくに知らないが、タイトルに惹かれて購入。昔、教え子にエチオピアの遊牧民のことを調べていた学生がいて、彼女に教えてもらったことが多少頭に残っているな・・・。 

原典完訳 アヴェスタ: ゾロアスター教の聖典

原典完訳 アヴェスタ: ゾロアスター教の聖典

  • 発売日: 2020/09/20
  • メディア: 単行本
 

 みんな知ってるゾロアスター、でも何も知らないゾロアスター教、という気がしたので、この『原典』を買ってみたけど、そのまま教典読んでも、こりゃ難しいや(当たり前)。 

 お世話になっている櫻井先生の編著。友人も多く執筆。 

影の美学―日本映画と照明―

影の美学―日本映画と照明―

  • 作者:宮尾 大輔
  • 発売日: 2019/06/10
  • メディア: 単行本
 

 このところ、映画史、映画論の本も、意識的に集めている。 

韓国近代小説史 1890-1945

韓国近代小説史 1890-1945

  • 作者:栄敏, 金
  • 発売日: 2020/08/25
  • メディア: 単行本
 

 友人の三ツ井崇君が翻訳。こういうのはやはり図書館に入れておかないとね。 

なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識

なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識

  • 作者:宮本 ゆき
  • 発売日: 2020/07/30
  • メディア: 単行本
 

 朝日新聞の書評で気になったので。

 

 

 ナカニシヤ出版が立て続けに沖縄に関しての本を出していて、この2冊もその中に入る。ハンセン病に関する本も集めているし、岸さんたちのは鶴首して待っていた沖縄の社会学的研究。 

 昔、池上俊一先生の『増補 魔女と聖女: 中近世ヨーロッパの光と影 (ちくま学芸文庫)

』を読んで以来、この手の本には手が出ちゃうんだよね。 

近代天皇制と東京: 儀礼空間からみた都市・建築史

近代天皇制と東京: 儀礼空間からみた都市・建築史

  • 作者:長谷川 香
  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: 単行本
 

 著者は建築史のひと。そっち方面からの天皇制へのアプローチってどんなものだろうと思い購入。 

誓願

誓願

 

 早くこれを読むくらいの時間的、精神的余裕が欲しい・・・。

岩波書店のものを中心に

最近、リアル書店に行かず、ネット情報しか目にしていないので、あまり本の量があるとはいえない大学生協の書籍コーナーにふらっと行ってみて「こんなのが出ていたのか」と驚くことになった。やはりネット情報だけでは限界がある。

というわけで、今日大学生協で購入したのは以下の通り。岩波書店のものが多くなった。 

映画の領分

映画の領分

 

 最近、映画史で目についたものは買うことにしている(学生でやりたがるのも時々出てくるので)。映画監督論が並んでいる。 

 ベンヤミンの「アウラ論」とかは大昔読んだのだけど、それ以来ご無沙汰だよな。 

紀元2600年の満州リーグ――帝国日本とプロ野球

紀元2600年の満州リーグ――帝国日本とプロ野球

  • 作者:坂本 邦夫
  • 発売日: 2020/07/22
  • メディア: 単行本
 

 植民地史とスポーツ紙の融合したこの本、これから読むのが楽しみ。元々スポーツライターの方らしい。 

ほんとうのリーダーのみつけかた

ほんとうのリーダーのみつけかた

  • 作者:梨木 香歩
  • 発売日: 2020/07/11
  • メディア: 単行本
 

 この前の朝日新聞で、宇野重規先生も書評していらしたので。 

日本宗教史研究の軌跡

日本宗教史研究の軌跡

  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 単行本
 

 シリーズものの第6巻。知り合いの執筆者多数。学説史、史学史を中心にしたもの。

「ユダヤ的なるもの」に関する本

今日届いた本のうち、2冊は「ユダヤ的なるもの」についての本、といえるだろう。僕の出身研究室である東大宗教学科は、伝統的にユダヤ教に関する研究者を擁し、養成しているが、僕自身はヘブライ語にびびって、ろくに市川裕先生の教えを受けなかったことを今更後悔している(卒論、宗論では厳しいご指摘をいただいたけど)。

その「罪滅ぼし」ではないが、やはり宗教研究に携わるものとして、ユダヤ教ユダヤ人に関する本は買ってしまうんですよね。 

共和国と豚

共和国と豚

 

Twitterで発売を知り、予約。そういえば豚って、ユダヤ教の禁忌なのに、つい忘れがち。この本の内容とは直接の関係はないが、かつてイベリア半島で改宗ユダヤ人を「豚(マラーノ)」と呼んだ、という故事を思い出した(小岸昭先生の本で)。

 

 ブエノスアイレスユダヤ人コミュニティの研究。世界中、どこにでもユダヤ人は行っているとは知っていたが、南米のコミュニティについては全く無知なので。

 

BLの教科書

BLの教科書

  • 発売日: 2020/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 知り合いの堀あきこさんが編集しているので(彼女が昔出したBLに関する単行本も読んでいる)。多くの作品が引用されており、資料集的にもよさそう。 

媒介物の宗教史 下巻 (宗教史学論叢 24)

媒介物の宗教史 下巻 (宗教史学論叢 24)

  • 発売日: 2020/08/01
  • メディア: 単行本
 

 この「宗教史学論叢」シリーズ、地道に刊行が続けられ、本巻で24冊目。先輩、後輩が多く執筆しているので、公費で買って大学図書館に入れております。 

 僕はこの教会のことを全く知らなかったのだが、戦後に誕生して、会員数は1000人を超え、12もの教会と伝道所を産んだそうで、気になったので買ってみました。

 

出張の代わりに

このご時世で、出張(沖縄に学生を連れて行くフィールドワーク実習)が潰れたので、そのお金で本を買いまくった。研究者の僕はこれくらいしか経済を回す術を知らないので。

最近は、過去の映像作品をDVDにして、それを本の付録にしている学術書も結構多いが、今回はそれを中心にまとめ買い。 

岩波映画の1億フレーム (記録映画アーカイブ)

岩波映画の1億フレーム (記録映画アーカイブ)

  • 発売日: 2012/06/11
  • メディア: 単行本
 

 

 

 東大出版会から出ている3巻セットの「記録映画アーカイブ」シリーズ。

 

 これはタイトルだけで購入しちゃったな。

 

  

女たちのシベリア抑留

女たちのシベリア抑留

 

シベリア抑留関係も2冊購入。

 

現代宗教とスピリチュアル・マーケット

現代宗教とスピリチュアル・マーケット

  • 発売日: 2020/08/06
  • メディア: 単行本
 

 知り合いが多く執筆。 

地上の楽園の観光と宗教の合理化 (南山大学学術叢書)
 

元々バリ島研究の吉田竹也さんが、沖縄にも射程を広げた本のようだ。 

 

記憶の社会学とアルヴァックス

記憶の社会学とアルヴァックス

  • 作者:金 瑛
  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: 単行本
 

 一度、一乗寺の喫茶店ですれ違った金君の博士論文。「アルヴァックス」という名前はよく聞くけど、実はよく判ってないのよね。 

「ぞめき」の時空間と如来教

「ぞめき」の時空間と如来教

  • 作者:石原 和
  • 発売日: 2020/08/10
  • メディア: 単行本
 

 こちらも博士論文の単行本化。如来教研究と、近世後期の名古屋周辺の「宗教地形」が判る。 

 名著の誉れ高いこの本の増補改訂版を手に入れられて嬉しい。 

「三・一独立運動」に先立つ「二・八独立宣言」が東アジアの中でどのような意味を持ったか、というのを中心に据えた論文集。 

 

 これは単純に面白そうだったので。僕は大阪の堺出身だが、僕の母方の実家が千里山で、幼い頃から「阪急って違うなあ」と思っていた。阪急独自のデベロッパー戦略、百貨店、車両のこだわりなどを羅列していた。昔は僕は「沿線の柄が悪いと、野球チームは弱いのかな?(阪神、南海、近鉄)」という疑似相関を考えていたな(笑)。

きっと読めないだろうけど・・・

それでも本を買うのは、まあ、義務みたいなものですね。というわけで、今日買った一番ごつい本はこれ。 

世俗の時代【上巻】

世俗の時代【上巻】

 

 

世俗の時代【下巻】

世俗の時代【下巻】

 

 チャールズ・テイラーの大著の全訳。本を開いたら二段組みで、ますます気圧される。大学同期で、テイラーの研究をしていて早世した中野剛充君という友人がいたが、つい彼のことを思い出してしまう。 

平成時代の日韓関係:楽観から悲観への三〇年

平成時代の日韓関係:楽観から悲観への三〇年

  • 発売日: 2020/06/30
  • メディア: 単行本
 

 知り合いでもある木村幹先生と田中悟先生の編著。 

 朝日新聞で、宇野重規先生が書評していたし、翻訳者がサークルの後輩の片岡大右君なので購入。 

 タイトルだけで面白そうと思い、購入。解説は藤野裕子さん。 

グローバル化時代の宗教文化教育

グローバル化時代の宗教文化教育

  • 作者:井上 順孝
  • 発売日: 2020/07/22
  • メディア: 単行本
 

 ずっとお世話になってきた井上先生のご新著。このところ先生が携わっている「宗教文化教育」についてのまとめのような位置づけか。 

ベ平連とその時代: 身ぶりとしての政治

ベ平連とその時代: 身ぶりとしての政治

 

 「ベ平連」については、実はよく知らないので、その時代背景とともに学ぼうと思って。 

映画産業史の転換点──経営・継承・メディア戦略

映画産業史の転換点──経営・継承・メディア戦略

  • 発売日: 2020/07/20
  • メディア: 単行本
 

 このところ、ポツポツと映画史の本を集めているが、この論集、思いのほか知り合いの方が執筆していて驚いた(京大人文研のプロジェクトだから、ある意味当然なところもあるが)。