今日は久々に、シンガーソングライターの鈴木祥子さんのライブに行って参りました。場所は京都市岡崎の「Nam Hall」。僕は以前、ジャズピアニストの西山瞳さんのライブでお邪魔したことのあるホールです。
今回のライブは題して「京都追想~ウルトラヴァイオレットの夢」というもの。祥子さんは2005年から2007年の約2年半京都にお住まいでしたが(僕が祥子さんのライブに足繁く通うようになったのはその時期からです)、その時期に作成したアルバム『鈴木祥子』を思い出の地である京都で回顧しつつ、できればこれを20年ぶりに「再販」できればなあ、という「過去と未来」の交差を意識して、このアルバムを中心としたセットリストで行われました。以下ではいつものようにセットリストと簡単な感想などを挟んでいきます。演奏はすべてホール備え付けのピアノです。
1)愛の名前
アルバム冒頭の曲がそのままライブの冒頭に。
2)Love is a sweet harmony
3)untitled(初恋の嵐)
「この曲は京都にいたとき、よくライブで歌っていました。」ええ、我々も覚えております。これは名曲。
4)何がしたいの
これは前曲「untitled」から途切れなく歌われました。
5)Blackbird(The Beatlesカバー)
「暗い曲が続いたから、少し明るめのものを」と祥子さん。「私、落ち込んでいるときにこの曲を聴いて、歌詞にあるarise、立ち上がるとか羽ばたく、というニュアンスの言葉が響いたんですよね」とのこと。
6)契約(スペルバインド)
「自分で歌っていて、この人何なの、と思っちゃいました(笑)。悩んで、迷っていたときの歌ですね。これは京都で書きました」とのこと。
7)Jesus Was a Cross Maker
祥子さんが一時期傾倒していたJudee Sillのカバー。この「Cross Maker」という言葉、十字架を作った大工たるイエスと、救いをもたらしたイエスという含意があるのだとか。
8)Frederick
立て続けにアメリカの女性ヴォーカルのカバーを連続して。この曲、やっぱかっこいいよなあ。
9)忘却
この曲、いったん歌い終わったかと思うともう一度reprise(反復)のような形でさびの部分が歌われ、その勢いのまま
10)passion
が始まりました。まるでこの曲の「序奏(助走)」のように「忘却」のさびが歌われたわけです。これにはびっくり。そして続いて
11)Blonde
とpassionate かつ emotionalな歌が続けて。祥子さんも今日はこのとき、一番声が出ていたのではないでしょうか。
そして本編最後はアルバム同様
12)道
で締められました。以下はアンコールです。
e1)黒毛和牛上塩タン焼680円
まさかこの曲のカバーがアンコール1曲目とは思いませんでした。確かに過去に歌ったことあったと思いますが。実は祥子さん、一時期(?)大塚愛さんに傾倒していたようで、「大塚愛さんプラスバロックっぽいもの」と意識して書いた曲が
e2)本当は哀しい関係(『Sweet Serenity』収録)
なのだそうです。これにはびっくり!そしてラストはレア曲(といって良いでしょう)
e3)Tribute to 和泉式部
でした。これは和泉式部の「昏きより 昏き道にぞ入りぬべき 遙かに照らせ 山の端の月(拾遺和歌集1342)」という和歌からinspireされた曲。
今回のライブは、予告通り『鈴木祥子』というアルバムを中心に、濃縮した感じのライブでした。早めに始まったので、地下のホールから出てもまた日が高かったので不思議な感じでしたね(そのままライブ友達を案内しつつ、平安神宮を突っ切って帰りました)。























