今年の夏はどうかしているくらいの猛暑日 が続きますが、いそいそと上京して、鈴木祥子さん のライブ「A Fantasy Of “EPIC“Days〜完結編」に行って参りました。これは祥子さんがデビューから数年間所属した「Epic Sony 」時代を回顧して、もう一度自分自身で「歌い直してみる」というライブシリーズの完結編。僕自身はVictorスタジオの と、玉川上水の「ロバハウス」の にも参加しました。今回の会場は、品川の高級住宅街にある「高輪プリンセスガルテン・AMBIENTE 」。ここはなんと外観も内装も撮影禁止、ということですので、ご興味ある人はリンク先の公式サイトをご覧ください。ここは観客が約110名ほど収容できる大きさで、実際今回のライブは満員でした。舞台の上には、この会場が所有している「Stainway & Sons」のグランドピアノ(以下P)と、祥子さんが持ち込んだ電子オルガンの「Wurlitzer 」(以下W)の二つだけ。
今回のチケット
開演時間を少し過ぎて、真っ赤なオフショルダー のロングドレスで祥子さんが登場。この衣装と会場の雰囲気でますます「ピアノリサイタル 」みたいな感じになりました。しかも、今回は全くのマイクなしの完全アンプラグド (歌は聞こえましたが、少しMCで聞きづらかったところがあったのも確か)。以下ではいつものようにセットリストと簡単な感想をメモしていきます。
1)夏のまぼろし (P)
まずはこの曲でスタート。これもずいぶん久しぶりのような気がしますが、今、まさに「夏」ですしね。 2)Get Back(P)
ピアノの弾き語りでも軽やかに感じますね。
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3)ささやかな奇跡(P)
個人的には、僕が祥子さんを知るきっかけとなったアルバム『風の扉』に収録されている曲で、好きな曲です。 4)Happiness?(P)
「?」がついている方の「幸せって何」と問いかける曲。「私の人間性 が、じゃなかった、人間性 は変わりませんよね、音楽性がちょっと変わってロック寄りになった頃の曲ですね」と祥子さん。 5)午後の坂道で(W)
これも久々のような気がします。
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6)電波塔(W)
ここからは祥子さんが持参したウーリッツァーで。「この曲、結構リクエス トされることが多いんですよね」
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7)最後のファーストキッス(W)
実はアニメ版「キャプテン翼 」のエンディングだったんですよね、この曲。後で知ってびっくりした記憶があります。
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8)Love Child(W)
9)悲しい青空(P)
これもメロディからし て「悲しい」ですよね。
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10)すべてはO.K.(P)
と思ったら一転して明るく「あたしがしあわせな気分ならすべてはO.K.でしょ?」と笑い飛ばす曲へ。 11)Down by the river(P)
「この曲、いつかは皆さんとゴスペルクワイ アでやりたい」とのことです。
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12)Angel(P)
これも久々。「すべてはO.K.」と並んで、『Candy Apple Red』中の名曲と思います。
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13)Friends(P) 14)Goin ' Home(P)
祥子さん曰く「この曲もコードはDなんですが、教会音楽的にDは救い、救済のコードらしいです。私結構使っちゃうんですよね」。
本編は終わりましたが、当然我々はアンコール。このとき、一部のファンから明日誕生日の祥子さんに対して「Happy Birthday To You」と合唱が始まりました。
e1)Make it easy on yourself(P)
先日亡くなったBurt Bacharach のカヴァー。このタイトル、簡単そうでなかなか訳が難しい。昔は「涙でさようなら」という邦題が付いていましたが、僕なら「ケリはそっちで付けて」とでも訳すかな。 e2)Lead me, guide me(P)
これは今度発売されたシングルの「B面」に収録された讃美歌。 e3)夏はどこへ行った(P)
最後は、このたび再録音でシングルを出したこのデビュー曲で締め。
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ライブが早めに終了したので、僕はそのまま「ディスクユニオンお茶の水店 」に走り、懐かしの「短冊シングルCD」を買って、ポストカードと生写真の特典もゲットしました。この短冊CDを手にすると、90年代の記憶が甦るような気がしますね。
僕が祥子さんのファンになって約30年ちょっとですが、歌声を聞きながらつい僕の大学時代を思い出したりもしていました。
あと、10月には京都でEpic時代の次の「ワーナー時代」の曲を中心としたライブが予定されていることもアナウンスされました。これまた楽しみですね。