美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

沖縄・イタコ・葬儀業・再洗礼派・勝ち組・韓国政治

何とも変なタイトルになったが、今回購入した本がこんな感じなのだ。

沖縄に関する本で目に付くものは少しずつ買っているが、これは沖縄県人会など、「本土」に移住した人々のコミュニティの研究。帯に「舞台は横浜市鶴見区」とあって少しびっくり。
「イタコ」の誕生: マスメディアと宗教文化

「イタコ」の誕生: マスメディアと宗教文化

マスメディアが、現代の宗教文化に与える影響は言うまでもないが(というか、マスメディアがなければそもそも存続が不可能)、「イタコ」という東北のごく一部のシャーマンがどのように語られ、そのイメージがどのように変貌していったかを丁寧に追った研究のようだ(目次を見ると)。読むのが愉しみ。
葬儀業のエスノグラフィ

葬儀業のエスノグラフィ

最近、身内に不幸があり、元々こういう研究をしている身なので、ますます葬送儀礼や葬儀業に興味が出てきた。本屋で見つけて、すぐにカゴに放り込んだ。
旅する教会――再洗礼派と宗教改革

旅する教会――再洗礼派と宗教改革

再洗礼派(アナバプティスト)は、名前はよく聞くが、実際はどのようなものだったかはよく知らないんだよね。それで購入。
「勝ち組」異聞─ブラジル日系移民の戦後70年

「勝ち組」異聞─ブラジル日系移民の戦後70年

Twitterで情報が回ってきて、これはレア、と思って購入。最初「ニッケイ」と書いてあるから勘違いしそうだが、これはブラジルで発行されている「日系人のための新聞」。「勝ち組・負け組」に関しては、『「日本は降伏していない」―ブラジル日系人社会を揺るがせた十年抗争』という本もあるが(これは持っている)、この本の作者の太田恒夫さんという人も、ニッケイ新聞の前身の「パウリスタ新聞」の記者だった人。
戦後日韓関係史 (有斐閣アルマ)

戦後日韓関係史 (有斐閣アルマ)

まあ、知り合い多数ですし、自分のこっち方面の基礎知識もアップデートしておきたいなと思って。