美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

知り合いの本と丸山眞男講義録

今日購入したのは、知り合いが関わっている本と、なんと今年出た丸山眞男の講義録の別冊。

帝国と戦後の文化政策――舞台の上の日本像

帝国と戦後の文化政策――舞台の上の日本像

朴さんは、昔彼女が大学院生の時、日本にやってきて、東京を案内して一緒にご飯を食べたことがある。当時は天理教とか宗教関係の研究をやっていたのだが(それゆえ、後書きに僕の恩師である島薗進先生の名前がある)、アメリカ留学から段々植民地朝鮮時代の文化についての研究にシフトし、特に舞踏家崔承喜(チェ・スンヒ)を中心とした研究をするようになり、それがようやく本の形になって、僕もまとめて読めるので嬉しい限り。この本は、iPS細胞の山中先生が編者だが、冒頭に山中先生と島薗先生の対談があり、それを目当てに購入。その他も、今後生命倫理の現場で考えねばならない課題ばかり。
植民地期台湾の映画: 発見されたプロパガンダ・フィルムの研究

植民地期台湾の映画: 発見されたプロパガンダ・フィルムの研究

昔、自主ゼミでご一緒だった三澤さんの本及び、彼女が発掘/編集した当時の映画のDVD。この映画は、有志を募って、学内で上映会でもするか。なんと、今年になって編まれた「講義録」の別冊。院生時代、既に出ていた「講義録」の数冊を院ゼミで輪読、という経験をしているので(黒住真先生のゼミでした)、懐かしくなって購入。約20年前に読んだ時も「こんな面白い講義されたら、一生ついて行こうと思うよなあ」と感慨にふけったものだが、今回のものも目次見るだけで、結構わくわくしてしまう。