美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

マサキラ@Live Spot RAG

今日は週の初めだというのに、三条木屋町の「Live Spot RAG」に行き、吉良知彦さんと佐藤正治さんのユニット「マサキラ」のライブにいそいそと参加。ちなみに僕は3番目に入場しました。ちなみにマサキラのライブは二回目(一回目は約2年前)。今回も、濃密なライブを堪能させて貰いました。以下にセットリストを書き出します(間違いがあればご容赦ください)。Mは佐藤さん、Kは吉良さんの曲です。
1)Tones Horns Jones(M)
元々、佐藤さんが所属していた「Adi」の曲だそうな。
2)Meet Your Child(M)
セットリストを決めずにやっていきますとの吉良さんの宣言。ええ、こちらにもその覚悟は出来ています(笑)。この後、お二人はお互いの譜面台を覗きあって「これにする?」「いや、そっちをやってからこれ」というようなひそひそ話でその場で演奏曲を決めていきました。
3)星の約束(K)
パーカッショニスト佐藤さんの本領発揮の激しい間奏。吉良さんのギターも負けず劣らず激しい。こんな激しいこの曲は初めてじゃないか?
4)夢のダイオウイカ(京都はんなりバージョン)(M&K)
ツイッターでも「みんな大好きダイオウイカ」というノリでしたが、それに触発されて作られた曲。全然はんなりした曲じゃなかったです。もろにインプロ、もろにプログレ。一緒に聞いていた知り合い曰く「昨日よりもダイオウイカが大きくなっていた」とのこと。実際長い曲でしたしね・・・。そういえば、難波弘之先生にも、エチゼンクラゲの大発生に触発された「クラゲ注意報」という曲があったな・・・。
5)Heart Real1(M)
これは前回のライブでも聴いて印象に残っていた曲だったので嬉しかった。何と言ってもこの曲は、佐藤さんのヴォーカリストというか、ヴォイスパフォーマーとしての力が凝縮された曲だと思います。間奏でのスキャットは鳥肌もの。このスキャット、なんかどこかで聞いたことがあるな、と思って記憶を探ったら、井上鑑さんの『サルダーナ』というアルバムでこの声を聞いたことがあるぞ、と思いだし、ライブ終了後佐藤さんに「あれって佐藤さんだったんですか?」とお聞きしたらその通り、良い耳をしているね、と褒められちゃいました。
6)遠い音楽(K)
zabadakの定番曲。今日はある機械を用いた試みがなされ、「途中まで完璧(佐藤さん)」だったのですが・・・。最後の10秒だけが惜しまれる(笑)。

ここで「第一部」は終了。あまり間を置かずに、「第二部」がスタート。
7)駆け抜ける風のように(K)
いきなり激しいこの曲から。吉良さんも歌い終わった後、首筋を撫でながら「この辺が痛くなるw」とかおっしゃっていましたが・・・。この曲が終わった直後「どーもー、第二部でーす」とやたら明るく吉良さんが言い、横で佐藤さんが大笑い。「何だよ、それってバンド名が第二部、みたいじゃない」。
8)Spanish(M&K)
恐らく「ダイオウイカ」以外では「マサキラ」名義の唯一のオリジナル曲だそうです。二人で、タイトル通りの激しいギター。佐藤さんは謙遜なさいますが、ギター上手いですよ(プロに言うのも失礼ですが)。吉良さん曰く「一番練習した曲(だからやりたい)」。
9)Sumire(M)
しっとりとした曲。途中で吉良さんのエレキギターが鳴らなくなるハプニングが。これ以降はずっとアコギで。

10)Life(K)
これも最近演奏されることが多い曲だなあ。「良い曲だよね」「ありがとう」「どういたしまして」というお二人のやりとりが笑えた。
11)ひとつの事件(K)
この曲のサビの部分が凄く好きだと再確認。
12)はずだよ(M)

13)The Boxer(Simon & Garfunkel
お二人が大好きなこのバンドにrespectを込めて。
14)The Trail(M)
15)Blizzard Music(K)
なんだかんだで、やはりマサキラは、こういう激しい曲がよく似合う気がします。様々なパーカッションを操る佐藤さんがいるからかな。
「第二部」はここで終わり、ステージから楽屋に戻ることもなく、そのままアンコール。
16)小さい宇宙(K)
激しい曲の直後は、こういうしっとり系で。
17)Easy Going(K)
最後は、これまた定番のこれなわけですが、今回のお客さんで、僕が座っていた最前列の円テーブルのメンバー5名だけが異常に「調教」されていて、手拍子とかが少し恥ずかしかったです(笑)。
終わった後は、物販で買ったCD、DVDにサインをしていただき、週の最初からこんな音楽聞かされて、骨抜きになって帰宅したのでした。