美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

zabadak@「プログレナイト」

今日はzabadakデビュー25周年(本当はとっくに26周年に突入しているのだが)のtwo days。場所は鴬谷の「東京キネマ倶楽部」。今日は「プログレナイト」と銘打って、zabadakの中でもプログレ色の強い曲を中心に編まれた編成。取り急ぎ、セットリストと簡単な感想をざっと書いていきます。

1)ココニオイデ(これは分からなかったので、twitterで情報を得ました。多謝)
始まリは、吉良さんのギターと、公子さんの「生声」!公子さんはワンピースドレスで、いきなり二階の舞台から登場して階段をゆっくり下りてくる演出。
2)今日の夢のこと
ここからはフルメンバー。zabadakの最強布陣ともいえるメンバーは、難波弘之(Key.)、楠均(Dr.)、吉田誠(B.)、太田恵資(Vln.)、鬼怒無月(Gt.)の皆さん(敬称略)。
3)子午線のマリア
ここからプログレっぽくなっていきます。
4)樹海
七拍子の迫りくる曲。
さて、ここからが「ファン投票で1位」を取ってしまい、やらざるをえなくなって、ほかのメンバーから「zabadakはどういうファンの育て方をしてきたのか(笑)」と呆れられたいう怒濤の組曲。「のれんわけ」の時に発売されたミニアルバム『十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた』をアルバム通りにバンドで再現!!これには改めて腰を抜かしました。
5)Kimella
6)十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた
7)光の王国
もう、圧倒的。これが生のバンドで聴けるとは感無量。しかもですね、実は1曲目の「Kimella」で、難波先生が「譜面の一部を見失っていたので、あれだけ練習もしたんだし、もう一回やらせてくれない?」と、驚きの「リテイク」要求(実は演奏中、難波さんのところにスタッフが駆け寄っていたので、配線のトラブルかな、とは心配していたのでしたが、まさか楽譜紛失だったとは)。吉良さんも「まだ3部作の一つ目で、傷は浅いです(笑)」ということで、ファンは本来の1.5倍ほど、この組曲を堪能することができたのでした。
8)LiFE
これはライブでは2度目とのこと。「歌詞がいいんですよね」と吉良さんが言うも、そのあと、台無しなことを言ったので公子さんがちょっとお冠w(自主規制)。
9)遠い音楽
吉良さんと鬼怒さんのツインギターで奏でるこの曲も、3月の近江八幡に続いて僕は2度目ですね。
10)風の巨人
プログレナイト」だから『Ikon』からの曲が多いとは思ったけど、これもやってくれました。ここから、「今日のスペシャル・ウルトラ・スーパーゲスト」仙波清彦師匠が参入(というより乱入、に近いかも。今日の師匠はパーカッション担当と言うより「飛び道具」担当と言った方がいいか(笑))。実際、zabadakに仙波師匠がゲストに来るのって、「のれんわけ」以来じゃないの?師匠も「18年ぶり」とおっしゃっていたし。
11)エピローグ―銀河鉄道の夜
12)グスコーブドリの伝記
二曲続けて『賢治の幻燈』から。とくに後者は「やってて楽しいー!!」と吉良さんご自身が言っていました(笑)。
13)鏡の森
さて、前回、同じ会場のライブでも感動させまくってくれたこの曲ですが(今回は前回よりもロック色が強めだった印象)、またしても途中で「リテイク」が入り、仕切り直しという、ファンにとってはボーナス気分、演奏者にとっては地獄ということに相成りました。特に公子さん、ご愁傷さまでした(笑)。太田さんからも「zabadak名物、やり直し」との声が(笑)。
14)PACO
15)POLAND
インスト2曲立て続けに。で、締めはやっぱり、
16)EASY GOING
この曲ですよね。ここからは客も総立ち。叫びまくりました。歌詞間違えもなんのその、というか、僕は「毎回新しい歌詞がその場で生成されている」と考えておりますw。アンコールはないんじゃないかなあ、と思ったら、なんとやってくれました。
EN)収穫祭
この曲で手拍子していた客がリズムを見失うのも、もはやお約束の域に(僕のその一人なんですが)。
3時間弱、濃密過ぎるステージはこうして終わり、そのあとはファン同士の「オフ会」へ。ライブ会場でよく顔を見るけどしゃべったことのなかった人にもお話しでき、楽しくあっという間に終電まで過ごしてしまう。東京も、地下鉄は意外と終電早いんだよね…。
「ではまた明日」と手を振った夜でした。