美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

祖師の展覧会をハシゴ

今日は妻と二人で、京都国立博物館で開催されている「法然展」と、京都市美術館で開催されている「親鸞展」をハシゴ。今年は法然上人の800年忌、親鸞聖人の750年忌だから、気合いの入ったイヴェントが(震災で多少自粛はしていても)開かれている。
まずは法然展に行ったのだが、予想通り、人が多い。また、お年寄りのお客が多いので、歩みがゆっくり。一番の目玉は、国宝でもある「法然上人絵伝」だろう。個人的にも、日本宗教史上でもっとも尊敬している人物の一人が法然なので、図録も購入。
一方の親鸞展は、最初の部屋で親鸞の真筆を連続で展示するという「トップギア」方式。おお、これはすごい、と進んでいったのだが、最後の部屋が、はっきり言って本願寺及び大谷家中心の「お宝自慢」みたいな展示になっていて、ちょっと興醒め。狩野探幽円山応挙を見られたのは良いとしても、もっと仏像とか肖像画とかを持って来て良かったのでは、と思った(ちなみに僕の家の宗旨は真宗大谷派です)。
しっかり半日をアカデミックな雰囲気で過ごし、歩き疲れて帰宅(夕食は蓬莱のテイクアウトで済ませる)。