美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

まとめ買い

今日は本当は、「創立記念日」でお休みの筈なんだけど、台風で休講になった分の補講だとか、講演会だとか、FD集会だとかで結局朝からいそいそと出勤。眼精疲労気味で調子出ず。今日は残業せずに夕方に帰路につくが、つい本屋に寄ってしまう。気のおもむくまま、面白そうなものを。

アウシュヴィッツ以後の神 (叢書・ウニベルシタス)

アウシュヴィッツ以後の神 (叢書・ウニベルシタス)

ハンス・ヨナス(ヨーナス)って、こういうのも書いていたんだ。生命倫理系の方面の事績しか知らなかったよ。
ザビーナ・シュピールラインの悲劇 ユングとフロイト、スターリンとヒトラーのはざまで

ザビーナ・シュピールラインの悲劇 ユングとフロイト、スターリンとヒトラーのはざまで

これは、知り合いのI田先生のmixi日記で教えられた。ユングの元恋人であり、フロイトの弟子でもあるこの女性の悲劇的な生涯の伝記。精神分析創生期の「ゴシップ」って、やっぱり面白いからなあ。
犬の帝国―幕末ニッポンから現代まで

犬の帝国―幕末ニッポンから現代まで

これは、僕が受け持っている卒論で「日本人の動物観」というタイトルで書こうとしているH川君を思い出して(昨日、彼から卒論に関する相談を持ち込まれて、靖国神社の軍用犬・軍馬の慰霊碑について教えたりもしたので)。まあ、単純に面白そうだと思ったからなんだが。
血塗られた慈悲、笞打つ帝国。?江戸から明治へ、刑罰はいかに権力を変えたのか?

血塗られた慈悲、笞打つ帝国。?江戸から明治へ、刑罰はいかに権力を変えたのか?

日本の刑罰の近代史、という感じで、面白そうだと思った。上記の本もそうだが、最近は「外国研究者の日本近現代史」を意識的に集めているのだが。
性悪猫 (やまだ紫選集)

性悪猫 (やまだ紫選集)

今年の5月に亡くなられたやまだ紫先生の名作の復刻版。昔、文庫本で持っていたと思うのだが、見当たらないので、供養のつもりで購入。
中央モノローグ線 (バンブー・コミックス)

中央モノローグ線 (バンブー・コミックス)

小坂俊史さんの新刊。「中央線」は、僕にとっても懐かしい路線(住んだことはないけど、しょっちゅう遊びに行っていた。中村橋に住んでいたときは、自転車で南に下って阿佐ヶ谷や中野まで行っていたし)。そういうノスタルジィを刺激されて。