美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

予習

今日の午前中は学科会議。午後は専攻の合同ゼミがあると勘違いしていたら、ないことが判明して急に時間が空いたけど、なかなかテンションがあがらず。ダラダラしてしまう。
とりあえず大学院のゼミで今度から読むことにした本を少し予習。

国民の天皇―戦後日本の民主主義と天皇制 (岩波現代文庫)

国民の天皇―戦後日本の民主主義と天皇制 (岩波現代文庫)

国民の天皇 戦後日本の民主主義と天皇制

国民の天皇 戦後日本の民主主義と天皇制

僕は数年前単行本で買っていたのだが、積ん読状態で、ゼミ生諸君の関心にも沿うのではないかと思いチョイス。ゼミ生諸君は先月出たばかりの文庫版を購入予定。
いわゆる「日本人論」については僕もそこそこ読んできたつもりだが、天皇制そのものを文化的な側面からから扱った外国人による研究はそれほど多くなかったような気がする(僕が無知なだけかも知れないけど)。日本人によるものとしては、以前2年生配当の基礎ゼミで輪読した石田あゆう先生の『ミッチー・ブーム (文春新書)』が思いつくが(女性誌などの皇室表象の問題は、カジュアルな天皇制問題として重要であろう。別に竹内好のように「一木一草にも天皇制がある」などとは言わないが)。