「ユダヤ的なるもの」に関する本
今日届いた本のうち、2冊は「ユダヤ的なるもの」についての本、といえるだろう。僕の出身研究室である東大宗教学科は、伝統的にユダヤ教に関する研究者を擁し、養成しているが、僕自身はヘブライ語にびびって、ろくに市川裕先生の教えを受けなかったことを今更後悔している(卒論、宗論では厳しいご指摘をいただいたけど)。
その「罪滅ぼし」ではないが、やはり宗教研究に携わるものとして、ユダヤ教、ユダヤ人に関する本は買ってしまうんですよね。
Twitterで発売を知り、予約。そういえば豚って、ユダヤ教の禁忌なのに、つい忘れがち。この本の内容とは直接の関係はないが、かつてイベリア半島で改宗ユダヤ人を「豚(マラーノ)」と呼んだ、という故事を思い出した(小岸昭先生の本で)。
ブエノスアイレスのユダヤ人コミュニティの研究。世界中、どこにでもユダヤ人は行っているとは知っていたが、南米のコミュニティについては全く無知なので。
知り合いの堀あきこさんが編集しているので(彼女が昔出したBLに関する単行本も読んでいる)。多くの作品が引用されており、資料集的にもよさそう。
この「宗教史学論叢」シリーズ、地道に刊行が続けられ、本巻で24冊目。先輩、後輩が多く執筆しているので、公費で買って大学図書館に入れております。
僕はこの教会のことを全く知らなかったのだが、戦後に誕生して、会員数は1000人を超え、12もの教会と伝道所を産んだそうで、気になったので買ってみました。