美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

出張の代わりに

このご時世で、出張(沖縄に学生を連れて行くフィールドワーク実習)が潰れたので、そのお金で本を買いまくった。研究者の僕はこれくらいしか経済を回す術を知らないので。

最近は、過去の映像作品をDVDにして、それを本の付録にしている学術書も結構多いが、今回はそれを中心にまとめ買い。 

岩波映画の1億フレーム (記録映画アーカイブ)

岩波映画の1億フレーム (記録映画アーカイブ)

  • 発売日: 2012/06/11
  • メディア: 単行本
 

 

 

 東大出版会から出ている3巻セットの「記録映画アーカイブ」シリーズ。

 

 これはタイトルだけで購入しちゃったな。

 

  

女たちのシベリア抑留

女たちのシベリア抑留

 

シベリア抑留関係も2冊購入。

 

現代宗教とスピリチュアル・マーケット

現代宗教とスピリチュアル・マーケット

  • 発売日: 2020/08/06
  • メディア: 単行本
 

 知り合いが多く執筆。 

地上の楽園の観光と宗教の合理化 (南山大学学術叢書)
 

元々バリ島研究の吉田竹也さんが、沖縄にも射程を広げた本のようだ。 

 

記憶の社会学とアルヴァックス

記憶の社会学とアルヴァックス

  • 作者:金 瑛
  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: 単行本
 

 一度、一乗寺の喫茶店ですれ違った金君の博士論文。「アルヴァックス」という名前はよく聞くけど、実はよく判ってないのよね。 

「ぞめき」の時空間と如来教

「ぞめき」の時空間と如来教

  • 作者:石原 和
  • 発売日: 2020/08/10
  • メディア: 単行本
 

 こちらも博士論文の単行本化。如来教研究と、近世後期の名古屋周辺の「宗教地形」が判る。 

 名著の誉れ高いこの本の増補改訂版を手に入れられて嬉しい。 

「三・一独立運動」に先立つ「二・八独立宣言」が東アジアの中でどのような意味を持ったか、というのを中心に据えた論文集。 

 

 これは単純に面白そうだったので。僕は大阪の堺出身だが、僕の母方の実家が千里山で、幼い頃から「阪急って違うなあ」と思っていた。阪急独自のデベロッパー戦略、百貨店、車両のこだわりなどを羅列していた。昔は僕は「沿線の柄が悪いと、野球チームは弱いのかな?(阪神、南海、近鉄)」という疑似相関を考えていたな(笑)。