出張の代わりに
このご時世で、出張(沖縄に学生を連れて行くフィールドワーク実習)が潰れたので、そのお金で本を買いまくった。研究者の僕はこれくらいしか経済を回す術を知らないので。
最近は、過去の映像作品をDVDにして、それを本の付録にしている学術書も結構多いが、今回はそれを中心にまとめ買い。
東大出版会から出ている3巻セットの「記録映画アーカイブ」シリーズ。
これはタイトルだけで購入しちゃったな。
シベリア抑留関係も2冊購入。
知り合いが多く執筆。
元々バリ島研究の吉田竹也さんが、沖縄にも射程を広げた本のようだ。
一度、一乗寺の喫茶店ですれ違った金君の博士論文。「アルヴァックス」という名前はよく聞くけど、実はよく判ってないのよね。
こちらも博士論文の単行本化。如来教研究と、近世後期の名古屋周辺の「宗教地形」が判る。
名著の誉れ高いこの本の増補改訂版を手に入れられて嬉しい。
「三・一独立運動」に先立つ「二・八独立宣言」が東アジアの中でどのような意味を持ったか、というのを中心に据えた論文集。
これは単純に面白そうだったので。僕は大阪の堺出身だが、僕の母方の実家が千里山で、幼い頃から「阪急って違うなあ」と思っていた。阪急独自のデベロッパー戦略、百貨店、車両のこだわりなどを羅列していた。昔は僕は「沿線の柄が悪いと、野球チームは弱いのかな?(阪神、南海、近鉄)」という疑似相関を考えていたな(笑)。