美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

逆五月病―2018年

新年度が始まって少し経ち、講義のルーティーンも落ち着き、予算が下りる5月頃には大体毎年「あれも読もう、これも買おう」といういわば「逆五月病」みたいなのに罹患するのが常だが(すぐ息切れするけど)、今日届いたものの一部をご紹介。

葬儀業界の戦後史 (名古屋学院大学総合研究所研究叢書)

葬儀業界の戦後史 (名古屋学院大学総合研究所研究叢書)

昔、玉川さんとは研究会でお会いしたことがあるはず。この本も僕の担当編集者だったYさんがご担当。
満州天理村「生琉里」の記憶: 天理教と七三一部隊

満州天理村「生琉里」の記憶: 天理教と七三一部隊

新聞書評で知り、購入。日本諸宗教の植民地布教は、僕の研究対象でもあるしね。もう一つ、台湾のものとして
台湾に渡った日本の神々

台湾に渡った日本の神々

を購入。この人、以前に『台湾旧神社故地への旅案内―台湾を護った神々』というのも出していて、積ん読でした。
潜伏キリシタンは何を信じていたのか

潜伏キリシタンは何を信じていたのか

宮崎先生のキリシタン本は取り敢えず購入するよな。
はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)

はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)

知り合いの岸さんの新刊。僕が最初に読んだ彼の本も、彼の沖縄研究のものだった。
歴史と永遠――江戸後期の思想水脈

歴史と永遠――江戸後期の思想水脈

漢文圏における荻生徂徠: 医学・兵学・儒学

漢文圏における荻生徂徠: 医学・兵学・儒学

大昔、黒住真先生のゼミで多少江戸時代の思想は囓ったのだが、全くものにはならなかったが、ある意味未練もあって、目につく新刊は買っている。藍さんはその黒住ゼミの後輩。
近世仏教論

近世仏教論

西村さんは僕と同世代の研究者だったが、惜しくも早世された。その遺稿集。
日本仏教の展開: 文献より読む史実と思想

日本仏教の展開: 文献より読む史実と思想

僕の知り合いとしては、大先輩にあたる林淳先生、元同僚だった上島享先生がご執筆。
〈つながり〉の現代思想―社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析

〈つながり〉の現代思想―社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析

知り合いの山本圭さんが編集されているので購入。「東南アジア」という視点は僕もうっかり忘れがちなので、早瀬先生のこの本で鍛え直してもらおう。