美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

どたばたと

本を買い込むが、読む時間がない。まあ、僕の商売になると、いざというときにすぐに読めるようにと積ん読するのが仕事みたいなものだし、と言い訳しつつ、今日届いた本の一覧は以下の通り。今回は広い意味での「政治」に関係が深い本が多いかな。

いのちを“つくって

いのちを“つくって"もいいですか? 生命科学のジレンマを考える哲学講義

恩師島薗先生の新刊。先生がずっと取り組んでこられた生命倫理の問題を分かり易く解説。「体操」とか「体育」は近代において構築されたものがほとんどだが、日本にはこんなに奇妙な体操に溢れていたのかとびっくりする。インドネシアの暴力集団の分析だが、要するに映画「アクト・オブ・キリング」の世界だよな。
明治日本の国粋主義思想とアジア

明治日本の国粋主義思想とアジア

知り合いの中川さんの博士論文、ついに刊行。おめでとう!元「アジア主義研究者(今も少しやっていますが)」としては、やはり見逃せない本だよな。
戦場の性――独ソ戦下のドイツ兵と女性たち

戦場の性――独ソ戦下のドイツ兵と女性たち

重たいテーマだけど、こういうのも知っておかねば。
オーストラリア先住民と日本: 先住民学・交流・表象

オーストラリア先住民と日本: 先住民学・交流・表象

この編者の山内さん、僕の記憶間違いでなければ、島薗ゼミでご一緒したことがあると思うので購入。
日本的プロテスタンティズムの政治思想

日本的プロテスタンティズムの政治思想

カール・バルト――神の愉快なパルチザン (岩波現代全書)

カール・バルト――神の愉快なパルチザン (岩波現代全書)

東北大学名誉教授お二人の本をまとめて。若手の論集。買うのを忘れていた。済みません。
ドキュメント 死刑に直面する人たち――肉声から見た実態

ドキュメント 死刑に直面する人たち――肉声から見た実態

死刑に関しては、僕自身もやはりアンビヴァレントな気持ちがある。教誨師へのインタビューもあると聞いたので購入。