美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

Marsh-Mallow『もう夏、になってた』@下北沢音倉

日曜日の研究会での発表にかこつけて、今回はMarsh-Mallowのソロライブに参加しました(このところ、上京のたびにライブ行っていますね)。僕はこのバンドのライブ自体は3回目(約1年4カ月ぶり。初めて栗コーダーカルテットとのジョイント、2回目は去年の2月上野洋子さんを見るのは、去年の3月の京都でのライブ以来)。このバンドのソロ自体が珍しいので、これは見逃せない、と思って一週間前に(今度やる発表のめどもついたので)予約したのでした。
久々に下北沢に降りて、会場の音倉に行くと、会場30分前に着き、そのまま列に並び、結局最前列の真ん中のテーブルに座ることができました。いつものように、以下ではセットリストと、かなんな感想を書いていきたいと思います。
ステージは向かって左から上野洋子さん、猪野陽子さん、高田みち子さん、落合さとこさん、丸尾めぐみさんという並び。今日は二部構成でした。

第1部
1.Through the air
2.恋は自転車に乗って
3.太陽が照ってる
4.月下森々
5.おもちゃ
6.サンドウィッチ
7.真っ赤な平行線
8.☆☆☆☆☆(イツツボシ、観客参加)

5人ともプロ中のプロですので、実力のほどは僕などが言うまでもないのですが、何度でも特筆すべきは、やはり「声」ですね。特に3局目、4曲目は楽器なしでアカペラだったのですが、これがまた素晴らしい!!このバンドは使用する楽器が多く(多すぎ)、メンバーも「民族大移動」とこぼすくらいなのですが、よく見るとコード楽器は少なく、ほどんとパーカッション類なのですね。旋律は各々の声で、という感じ、そしてそれが可能であるということろがこのバンドの真骨頂だと思いました。8曲目は、客席を三つのパートに分割して、それぞれ歌わせるという観客参加企画だったのですが、けっこう難しいパート(歌詞)もあり、「スパルタ上野塾」と呼ばれていました(笑)。
少しの休憩をはさんで、第2部がスタート。

第2部
1.しずく
2.キャベツ
3.ねんどぼうや
4.ドロケイごっこ
5.北へ
6.情景1―放課後
en.DANN

1曲目はしっとりとスタートしたのですが、2曲目は、このバンドの「名物」で、メンバーも「1曲目はいい曲だったのに、どうして次のがこれなの?」との声が上がって笑いましたが、これはキャベツに見立てたヘルメット(上野さんのお手製)を各人がかぶり、ブームワッカーというビニールチューブで自分の頭を殴って音を出すという曲。第2部での「メインイベント」は、なんと17分にも及ぶ大作「ねんどぼうや」。これは、かつてメンバーだった覚和歌子さんが翻訳した絵本を一種の「オペレッタ(?)」風にしたもので、本邦初公開。

ねんどぼうや

ねんどぼうや

この物語の、いい意味での「ナンセンスさ」は、マーシュ・マロウのテイストに合っていると思いました(そういう感想をアンケート用紙にも書きました)。でも、一番面白かったのは、終わった後の上野さんの「さびしいからと言って、粘土で人形を作ってはいけない」という教訓でした(笑)。この後は「ドロケイごっこ」という曲だったのですが「私たち、子どもにひよってる?」という発言も笑えたなあ。アンコールは「まだ10時前だから、でかい音で」と、アルバムの冒頭の曲である「DANN」で締め。今回も堪能しました。あと、このライブハウスは、ごはんもおいしかった!
mingle-mangle marsh

mingle-mangle marsh

終わってアンケートを書いて外に出たら、上野洋子さんが一服していらしたので、思い切って話しかけることに(生まれて初めて洋子さんに話しかけたので、めちゃくちゃ緊張しました)。まず「洋子さん、僕、京都から来たんですが」と自己紹介しようとしたら「ええっ?わざわざこんなののために(来たの)?」と驚かれてしまいました(笑)。「京都でのソロライブも拝見していました。またああいうので来てくださると、関西のファンとしてはうれしいのですが」と申し上げると「呼んでくださればいつでも行きますよ〜。東京では、ああいう感じのソロ、結構やっていますし」とおっしゃってくださいました。関西のプロモーターの皆さん、ぜひご検討ください!!
ツイッターmixiで交流のあった洋子さんファンの方ともじっくりお話しできましたし、なんと言っても、直に洋子さんと話せた、ということで僕にとっては忘れられない夜になりました。

とりあえず、このバンドの紹介ビデオを張り付けておきます。