美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

初dip in the pool

春休みもほぼ終わりとなったが、僕はこの週末は音楽漬け。今日は「Artist Action Arise in Kyoto」というイベントに行った。場所は大宮高辻にあるライブハウス「Blue Eyes」。良く自転車で通過する通りだが、こんなところにライブハウスがあるとは知らなかった。僕は運良く、ほぼ最前列に座る。
今日のお目当ては「dip in the pool」。名前も音楽も20年前から存じ上げているが、生で見るのは初めて。去年、このユニットの新譜を買ったとツイッターつぶやいたら、何とメンバーの木村達司さんからのリプライがあったのでびっくり(それ以来フォローさせてもらっている)。
今日は3つのバンドの共演で、dip in the poolは最後。そのセットリストを以下に記します(ネタバレの部分もあるかも知れないので、東京公演を見に行く方はスルー推奨)。
木村さんがステージ左側でMacを操り、真ん中に甲田益也子さん(僕の教え子の皆さんで甲田さんを知らない人は、保護者の方に聞くかググるかしましょう)が、薄い緑色の長いベールをかぶってすっくと立つ(角度によっては、足までの長さのその緑のベールが髪の毛のように見え、一瞬「初音ミク」を彷彿とさせました。過去のインタビューを読んだら、初音ミクに言及していてびっくり!)。僕の目の前2メートルに、本物の甲田さんが・・・と取り乱しそうになるが、甲田さんはもはや「女神像」とか「観音菩薩像」の域(笑)。
1)Viola(新譜『Brown Eye』所収)
2)a bridge to the rings of the Saturn(新譜『Brown Eye』所収)
3)Bali Ha'i(「南太平洋」挿入歌)
4)in the lotus(『静かの海』所収)
5)Silver Scales(甲田さんのソロ『ジュピター』所収)
6)SPRING OF LOVE(『WONDER 8』所収)
7)oiseau(新譜『Brown Eye』所収)
で、改めて甲田さんを「拝む」が、もはや「アンチエイジング」というような形容詞では表現出来ないな。存在自体が特別。今でこうなんだから、2,30年前はとんでもなかったんだろうな、と推して知るべし。80年代、『anan』や『装苑』とかを読まない僕ですら存在を知っていたんだからね。
容姿に目が行きがちですが、僕は甲田さんの声も好きなんですよ。
改めて、このミニアルバムもお薦めですよ。たゆたうような感覚で、中毒性がある。

brown eyes

brown eyes

ついでにいうと、甲田さんがゲスト出演しているこちらのアルバムも、僕は隠れた名盤と思っています。僕は上野洋子さん目当てで買っていますが、甲田さんの他にも素晴らしい歌姫がぎっしり。
suzuro

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