美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

史創研究会第一回大会

今日は勤務校で、「史創研究会」と名付けられた新しい研究会が開催され、僕も参加。基本的には、日本近現代史の研究者が集まって作られた会だが、現状の歴史学に少し飽き足りないものを感じている人(若手も含む)が立ち上げたもの。プログラムは以下の通り。

午前:個別研究報告
奈良勝司「未発の主権国家構想─徳川政権の挑戦」
林尚之「近代日本における思想司法の特質とその展開」
佐々木拓哉「両大戦間期の公私社会事業問題」
八ヶ代美佳「孫文立憲主義─宋教仁暗殺事件を巡って」
田中希生「近代日本における言語使用と国家の問題─杉亨二と左右田喜一郎」
頴原善徳「主権と統治権の関係」

午後:シンポジウム「近代の起源と構造」
趣旨説明:小路田泰直
パネラー:樋口陽一、住友陽文
司会:小関素明

午前中は基本的に若手の発表で、午後のシンポには、憲法学の樋口先生がいらっしゃってくださった。僕の学部生時代、お隣の法学部の教授をしておられたが、謦咳に接するのは初めて(懇親会で少しお話しして、感動してしまう僕もミーハーだな)。
シンポの内容はちょっと要約不能なので、もしかしたらそのテープ起こし(ICレコーダーだから、文字起こしか)が行われるかもしれないので、そちらに期待することにしたい。
懇親会はいつもの店で行われ、二次会で帰宅できなくなる人も多数。僕はここで失礼したが、3次会にまで行った強者も何人かいた模様。