美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

友人の単著

今日郵便受けを見ると、いかにもごつそうな本が送られてきていた。友人小川原君の単著(祝、ご出版!)。

伊藤博文の韓国併合構想と朝鮮社会――王権論の相克

伊藤博文の韓国併合構想と朝鮮社会――王権論の相克

彼の博士論文の単行本化だが、分厚いなあ。二ヶ月前、拙著『植民地朝鮮の宗教と学知―帝国日本の眼差しの構築 (越境する近代)』を彼に送ったのだが(後書きにも彼の名前を出しました)、返事が来なかった。よくよく考えると、彼も自分のこの本の最終校正とかで死んでいる時期だったわけだ。早速彼の携帯に「僕の本の3倍近い値段の本をくれてありがとう」と、お礼を述べる。彼からも「この前本もらったのに不義理でゴメン」と言われる。
実は既にこの本は注文しているので、その分は大学図書館に入れることにしよう。