美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

福永武彦研究、在日朝鮮人研究など

年度末も近づきつつあり、予算消化は早めにせよ、という声がかかる季節になったが、先週お願いしたものが届いていたのでご紹介。

福永武彦とその時代

福永武彦とその時代

基本は仏文学者だが、幅広い評論活動をしていた著者の遺稿。これは完全に僕の趣味。
宗教的回心の研究

宗教的回心の研究

最近、この手の研究成果をなかなか聞かないから貴重な仕事だと思う。上記の本の翻訳者でもある渡辺先生の本。渡辺先生は昔、ロバート・リフトンの『終末と救済の幻想―オウム真理教とは何か』というのも翻訳している。
「開発」を生きる仏教僧―タイにおける開発言説と宗教実践の民族誌的研究

「開発」を生きる仏教僧―タイにおける開発言説と宗教実践の民族誌的研究

これはタイトルだけ見て購入を決定。こういうup to dateなengaged Buddhismの動きにも目を配っていたいので。
金天海―在日朝鮮人社会運動家の生涯

金天海―在日朝鮮人社会運動家の生涯

在日朝鮮人研究をずっと続けている樋口先生の新著。僕もこの人物の名前は聞いたことくらいあるが、全く知らないので。
薩摩・朝鮮陶工村の四百年

薩摩・朝鮮陶工村の四百年

これもある意味、「在日朝鮮人」問題だよな。時間のスケールが違うけど。