美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

実は二度目の掲載

今日、大学宛に、突然『AERA』の最新号(2010.2.1、No.4)が送られてきた。
あれ、何でだろうと記憶を辿ると、数ヶ月前、突然AERA編集部の人から「日本に来て宣教している韓国教会について教えてくれ」という電話取材を受けたことを思い出した。その時、適当に答えたものが、記事の中で使われたのだった。
載ったのは、現在連載中の「日本の聖域」という、宗教関連のもの。今回はその第4回目で「日本のキリスト教――韓流で日本に浸透する韓国教会」というタイトル。ざっと読んで、それほどおかしな事は言ってないつもりなのだが、自分自身が「俺、こんな事言ったっけなあ、記憶にない」という状態(笑)。まあ、時間経ちすぎたからね。以前、読売新聞から電話取材受けたときも、数ヶ月後に掲載されたもんなあ(卒論代行業者への非難とかをブログに書いたら、それをきっかけに取材が入ったのだ)。
で、実は、『AERA』に載るのは二度目です。一度目は、何と今から17年半前、1992年8月18日号(表紙写真が、ジャック・デリダ)。僕が学部3年生の時です。この号で「哲学」というでかい特集が組まれ、当時、哲学系のサークル(「KAOS」という名前。Komaba Academic Optimist Societyというダジャレ)に入っていた僕は、たまたま取材時に発表をしたおかげで掲載されちゃったのだ(笑)。実は、このサークルの先輩が高橋哲哉先生と仲がよく、高橋先生が「面白い連中がいるよ」と編集部に紹介してくださったのがきっかけなのだが。今、改めてこの特集を読むと、たまたま今日話題になった「強くなりたい新大学生が本当に読むべき本100冊」というエントリの「貧しさ」に思わず涙がこぼれる(ちょっと嘘)。このリストの30冊ほどを読んでいる僕が言うのも何だが、そんなに甘いもんじゃないよ。ブクマでみんな言ってるけど。