美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

講義終了

今日、大学院ゼミが終わり、2009年度の講義が全て終了。お疲れ様、俺(及び学生諸君)。でも、来週からテスト期間及び口頭試問期間(まだ、卒論読み終えてない・・・)。
今日の院ゼミは、史学専攻の教員と院生が全員集う「総合演習」。今日はM1のみんな(4名)が修論の構想を発表する、というものだったが、まだ「今のところ、ここまで調べました」というのを何とか伝えようとしている、というところで終わっているなあ。まあ、仕方ないけど。かくいう僕だって、昔そうだった。
僕がM1の秋、僕と同期のT澤の二人が修論構想を学科全体ゼミで発表したのだが、我々の発表が終わった後、当時の主任教授のK井先生が突然、「そういえば、日本シリーズ、今やっているよねぇ」という話題を持ち出し、「今日の発表は、まだバッターボックスに入る前の、ベンチ前の素振りってところかな」と一言で我々の発表を撃滅。しばらく我々は「宗教学科素振り学派」などと苛められたものだ(笑)。
僕もその顰みにならって、今日のある発表に対して「まだ素振り段階だから、内容をどうこう言っても仕方ないけど」などとさらっと言う(さらっと、というところがミソ)。
この院ゼミが終わった後は、学内研究会で、同僚のI上先生の、韓国での発掘調査についての報告を聞く。結局休憩無しで4時間ほども、人の発表を聞き続けたことになる。我々学者って、結構タフだよな、とこういうときに思う。