美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

ようやく到着

京都の自宅に帰ってきたら、ぺりかん社から雑誌が届いていた(ペリカン便ではなくて佐川急便でだったが)。僕が夏休みにやった翻訳が載っているので、宣伝します。

『季刊日本思想史』No.72
特集―近代日本と宗教学:学知をめぐるナラトロジー
序文=林淳・磯前順一
<日本の宗教学>再考−学説史から学問史へ=磯前順一
宗教言説の形成と近代的個人の主体性−内村鑑三清沢満之の宗教論と普遍的超越性=島薗進
宗教学のなかの民俗・民衆宗教研究=池上良正
宗教系大学と宗教学=林淳
吉満義彦の「近代日本カトリシズム」=鶴岡賀雄
「宗教人類学」と「宗教民族学」の成立過程−赤松智城の学史的意義についての比較検討=全京秀
大川周明イスラム研究−日本的オリエンタリストのまなざし=臼杵
東京大学宗教学科の歴史−戦前を中心に=高橋原
京都学派の宗教哲学と宗教思想=岩田文昭
欧米における宗教学の課題−宗教と世俗性の位置付け=増澤知子

というもの。
僕が翻訳したのは、ソウル大学人類学科の全京秀先生の論文。というわけで、関係者の皆さんは来週にでもお買い求めくだされば幸いです。