美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

後期入試

てなわけで、今日もお仕事。同業者の皆さん、お互いお疲れ様です。
久々にネクタイ締めて出勤。
暇つぶしに『AERA』の東大と京大に関する特集を電車の中で読んだが(こういう特集があると読んじゃうところが、僕も重度の「学歴気にしすぎ病」。猫猫先生を笑えない)、何だかなあ、って感じ。

  1. 取材されている東大生の例が、極端すぎ。「普通の」卒業生を取材したんじゃ記事にはならないかも知れないが、超エリートかドロップアウト組かでは、「格差があるねえ」などとなるのも当たり前。
  2. 京大が「プチ東大化」してるって、偏差値による輪切りの受験体制だと、どの大学だって、ある意味「プチ東大化する」に決まってるだろう、と思う。
  3. 東大文2(経済学部)の進振りが厳しくなって、さすがの文2も勉強しなくちゃいけなくなったとのこと。いい事だ。
  4. 一番面白かったのは、安倍晋三の秘書(「お殿様」の代わりに訴えを起こしていた可哀想な人たち)から「名誉毀損」で訴えられていた朝日新聞記者の山田厚史さんのコラム(p.77)。テレビで日興コーディアル証券がらみの発言をした山田さんに「3300万円出せ」「朝日に謝罪広告を載せろ」と言っていたのだが、このたび向こうが訴えを全て引っ込め和解になったそうなのだが、安倍側の「ヘタレ具合」がよく判る。要するに、当時首相だった安倍が朝日に圧力を掛けて黙らせたかっただけ、というさもしい根性が透けて見える。