美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

逃避と収穫

今日も酷暑。洗濯が終わった後出勤しようと思ったのだが、ああ、仕事(原稿書き)したくないなあ、夜の涼しくなってからじゃないと頭も働かないし(僕はクーラーを極力付けないので)等と言い訳して、七条大橋あたりから鴨川沿いの道を北上して(信号がないから、自分でも驚くほど早く出町柳まで着く)、下鴨神社に向かう。毎年恒例の「下鴨納涼古本まつり」をやっているから。「資料を探しに」とか強弁できるかも知れないけど、まあ、、典型的な「逃避」ですな。
汗だくになりながら到着。ウロウロしていると、早速同僚(学科主任のW辺先生)に出くわす。向こうは開襟シャツにスラックスという、いつもながらのすっきりしたお姿。こっちはTシャツに半ズボンというラフにも程がある恰好。絶対周りからは「同僚」には見えなかっただろうな・・・。この古本市では、大体同僚やら同業者と一度はすれ違う(その後、院生のS木君とも遭遇)。今日の「収穫」は以下の通り。

祭りの現象学

祭りの現象学

薗田先生のこの本、なかなか手に入らなかったんだよね。前書きの、恩師柳川啓一先生への「弔辞」が泣かせる。これも、今ではなかなか手に入らないもの。若き井上順孝先生が翻訳なさったもの。
霊魂観の系譜―歴史民俗学の視点 (1977年)

霊魂観の系譜―歴史民俗学の視点 (1977年)

今調べたら、講談社学術文庫であるみたい。まあいいや。図書館ではパラパラ見ていたけど、自分のが欲しかったので。
有名性という文化装置

有名性という文化装置

何となく面白そうだったので。もちろん図書館にはあるけど、自分で線を引いたりしたいので。500円だったし。
あとは、昭和29年に発行された
明治文化史6 宗教編』洋々社、1954年。
岸本英夫編集。他の執筆者は、脇本平也、堀一郎、戸田義雄、増谷文雄、大畠清、井門富二夫、小口偉一、高木宏夫、高木きよ子など。史料としてなかなか面白そう。
リュックをパンパンにして、研究室に帰還。