美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

深夜営業の本屋で

今日はちょっと夕食で、炭水化物を取りすぎた。その反省の意味を込めて、帰路は少し辛い坂道をわざと登り、そのちょうど「頂点」にある深夜営業の本屋に立ち寄る。

カラオケ秘史―創意工夫の世界革命 (新潮新書)

カラオケ秘史―創意工夫の世界革命 (新潮新書)

気になっていたのに、今まで買わなかったんだよな。これが出たとき、増田聡さんが褒めていたので頭の片隅にはずっとこびりついていたのだが、今日たまたま見つけたので。
歳月の鉛

歳月の鉛

四方田犬彦先生の青春回顧録(第何弾になるのかな?)。『先生とわたし』も読んでいるので、その続編のつもり(僕も、猫猫先生の愛読者だということから判るように、相当のゴシップ好きなので、こういう交友録的な本はつい手に取っちゃう)。この本は学部から修士課程くらいのことが中心で、パッと開いてみたらちょうど宗教学科に進学して、そこでユニークな同級生に出会ったという部分だった。確かに、四方田先生の学年は多士済々なんだよな。研究者としては鶴岡賀雄先生や林淳先生、竹沢尚一郎先生、島田裕巳先生がいらっしゃるし。もしも僕がこの学年にいたら、この「濃い」メンツに気圧されて、恐らく大学院には進学していなかっただろう(笑)。結構中沢新一先生に対して「法螺吹き」と舌鋒鋭く迫っているが、四方田先生も確か、高校時代の回想録『ハイスクール1968 (新潮文庫)』について、元同級生の鈴木晶先生や金子勝先生から「嘘つくな」と言われてなかったっけ?まあ、ここでは友人の島田先生を弁護する文脈で書いているのだろうけど・・・。これは完全に息抜き。田中圭一喜国雅彦を、僕は下品さゆえに愛しています(笑)。