美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

卒論題目提出

今日は、僕の学科の「卒論題目」の提出日。これは、卒論でおおよそどんなことを書くか、という仮タイトルを出してもらい、夏休み前に「決心」を固めてもらうという儀礼(あと、卒論を出して卒業するつもりがあるかどうかの意思確認でもある。留年するつもりの者は出さない)。
今年も僕が「指導教員」になっている者はそこそこ多いのだが、事前にちゃんとした相談に来た連中は少なく、昨日、今日は全く誰も来ず(メールでやり取りしたのはいたが)、いつの間にか主任のN先生に題目を出していた模様。
僕は基本的にポジティヴ・シンキングの人間だから、僕から独立心が芽生えたことは良いことだ、ととりあえず解釈しておきます。いいですね、これを読んでいるゼミ生諸君!
卒論は、「自分の好きなことを」「好きなだけ調べて」「好きなように書く(もちろん、論文のお作法はあるけど)」ものだと、僕は思っています(建前、ではね)。僕は君たちのフリーハンドを奪うつもりは毛頭ないので、好き放題にやってください。道に迷いかけたり、ガケにそのまま突っ込んでいそうなときだけ、助言したいと思います。
というわけで、僕を(不幸にも)指導教員にしている諸君は、「先生は自由にやらせてくれるけど、実は放任どころか放置主義の冷たい人なんだ」くらいに思っておいてください。