杉浦茂シンポ - 美徳の不幸　part 2

今日は昨日の延長で、京都国際マンガミュージアムにおもむき、「杉浦茂はこれもなのじゃ」と題されたシンポに出席。パネリスト及び司会者は、みなもと太郎先生、唐沢なをき先生、呉智英先生（僕は「産経文化人」としての呉智英は全然評価しないが、マンガ研究に関しての呉智英は敬称を付けてもかまわないと思うくらい評価している）。
僕は全く杉浦のことを知らない世代なので、みなもと先生や呉先生、唐沢先生の体験談は「証言」として聞いたわけだが、僕のような知らない人間にも「読んでやろうか」と思わせるようなトークだったと思う。いくつも実際のマンガが具体例としてあげられ、プロジェクターで映されたのだが、一番笑ったのは、ゴジラのコミカライズ版。ゴジラ以外は、奇妙きてれつな杉浦オリジナルの怪獣が出てきて「なんとなく暴れてやる」などという台詞で町を破壊しまくっているんだもの。なんてアシッド。シュールすぎ。
終わった後は何となく勢いでスタッフと同行する事になり、京都駅で東京に帰られるみなもと先生や出版社の方、みなもと先生のご友人方と一杯飲む。こんなお近づきになれるとは･･･。
先生をお見送りした後、まだ時間が早かったので、そのまま本屋に行き、酔った勢いで大人買い。