美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

リハビリ

ここ数ヶ月、大怪我を負ったり、ぎっくり腰だったりしてこのブログを放置しておりましたが、買った本くらいは並べ立てることにします。ある先生からは「川瀬のブログは買った本の名前を列挙しているだけで、ちゃんと書評を書かない」と叱られましたが、その点はご勘弁ください。で、リハビリとして、まずはここ数ヶ月で買って印象に残ったマンガをざっと。

天の血脈(3) (アフタヌーンKC)

天の血脈(3) (アフタヌーンKC)

安彦先生が連載中の作品の新刊。古代史もの且つ近代史ものも多く手がけた先生ならではの同時並行だよな。僕個人も、内田良平とかの玄洋社の連中を昔調べたことがあるので、読んでいて単純に楽しい。風雲児たち」の最新巻。南北戦争直前のアメリカで、訪米使節団がどのようにアメリカで受け止められたか、というのが中心。
四谷区花園町

四谷区花園町

高浜さんの単行本は、でるたびに購入している。今回はある意味ストレートなラブストーリーだったなあ(いつもはちょっとひねっている)。表紙だけで購入してみた。父と中学生の娘の父子家庭ものだが、娘がお父さんにべったりというような『Papa told me』のような感じではなく、リアルな思春期娘の面倒くささとかわいらしさが書かれている気がした。今回は、「戦い」の巻。アミルの兄のアゼルが強すぎ(笑)。お前は趙雲か、と突っ込みつつ読んだ。80年代のオタクの青春グラフィティ、という感じ。今回は、表紙を巡ると多くの漫画家仲間(同時代の戦友とも言えるか)の寄せ書きが!『ファンロード』、思い出しちゃった。
失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟

吾妻先生の偉大さは、自分のことをギャグを交えてここまで客観的に描けること。しかも、こんなシリアスな題材で。名作としかいいようがない。