美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

逃避読書中

大学に来たは良いものの、どうも懸案の論文に取りかかる気がせず、余り関係ない本ばかり読んでしまう。典型的な「逃避としての読書」。中学校の中間テスト以来、この習慣は抜きがたく僕に巣くっているなあ(こういう逃避中の無駄な集中力のお陰で物知りにはなれた気がするが)。
例えば、届いたばかりの学会誌『宗教研究』の最新号とか(後輩のD達君のフランスのライシテに関する論文が非常に面白く参考になった。いずれ引用させてもらうかも)、僕の出身学科が二十数年前に作った「同窓会誌」を読んだり(現在第一線で活躍しておられる先生方が大学院生だったり助手だったりする。昔の濃い師弟関係に戦慄し、現在活躍中の先生のゴシップを楽しんだり)。