美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

キリシタン本

このところ、授業準備で、幕末維新期のキリシタンについての研究書を読んでいたのだが、どんどん面白くなってきたので、今日は三条河原町カトリック教会横の専門書店に行く。小さいながらも、さすがの品揃え。本の他に、クリスマスカードも買っちゃいました。

明治初期、長崎の浦上信徒が様々な藩に流配されたが、その時の話をまとめたもの。注目されがちなカトリックのみならず、プロテスタントの伝道も取り上げているので、面白そうだと思い購入。
浦上の旅人たち (岩波少年文庫(132))

浦上の旅人たち (岩波少年文庫(132))

今西祐行って、小学生の時、教科書で読まされたような記憶があるぞ。あ、「一つの花」だ。こんな浦上ものも書いていたとは知らなかった。
宮本久雄『恨(ハン)と十字架』新世社、2005年。(はてなでは出ない)
これは激レア。先生が韓国のキリスト教について述べているパンフレット。宮本先生は、僕にとっては大学一年生の時の「哲学史」の先生。ちなみに宮本先生は、ハンサム且つ声も良く(毎年、コアな女性ファンが付いていた)、頭の良さは言うまでもなく(哲学史の授業の時も、独仏の原文をすらすら書いたりして、何ヶ国語ができるのかと唖然とした)、僕にとって学者としての理想型のひとりですな。

これらの本を買ったあとは、ジュンク堂に行き、大学予算で数万円ほどお買い物。