美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

教育基本法「改悪」質疑

朝食を食べながら、消化に悪そうな(笑)国会中継を見ている。
与党側議員から「日本の伝統」「国に誇りを持つ」という言葉が何度も何度も繰り返される。数分の演説の中に、何度出てきたか、数えたいくらいだ。まあ、もともと空疎な内容だから、繰り返しが多いだけなのだろう。
思うのだが、どうして「隣人愛」とか、それに類する言葉は出てこないのか。「他人を尊重する心が失われたから、日本はダメになった。昨今の状況を見よ」というのなら、まだ話はわかる。荒れた心が「国を愛する」ことで立て直せるとは思えないけどねえ。
ま、よく言われることですが、教育基本法をいじるのは単なる議員の慰め。教員を増やし、30人学級を徹底する方が絶大な効果をもたらすことは明白。「教育に金をかけずに、何の愛国か」と思う。