美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

昭和は遠くなりにけり

なんか、ほとんど被害妄想と躁病が合併したように失言を続ける例の大阪府知事だが、朝日批判がエスカレートしちゃって、すごいことになってますなあ。「ある言論機関がなくなれば世の中のためになる(あえてサンケイから引っ張ってきました)」だなんて、どこの独裁国だよ。レトリック(言葉のあや、ってやつ)だとしてもひどいし、本音とすれば(恐らく本音)開いた口がふさがらない、という類の発言だ。
こういうのを見ていると、例えば岸信介とか中曽根康弘って、本当に「頭がよかったんだなあ」と感慨に浸らざるを得ない(笑)。このことは前にもこのブログで言ったことがあるけど。
ついでに、ネットでニュースを見ていると、ご自身が「戦後教育の失敗例」としか思えない元首相が「日本がこんなに悪くなったのは、何でもかんでも日教組のせい(要約)」という、何か悪いものでも食べたのかと疑いたくなる発言。
昔は良かったと言い始めるのは老化の始まりだが、今日だけは「昭和は遠くなりにけり」と言いたい。もちろん一番の問題点は、こういうのが政治のトップに居座っているのを「やれやれ」と見逃している僕たち自身の「あきらめ」なのだけど。