美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

靖国問題の「国際性」

台湾先住民の人々が、靖国神社勝手に祀られている先祖たちのことで訪問しようとしたら、右翼の妨害で断念したとのこと。胸を張って、こういう人たちを迎え入れることの出来ない、狭量な右翼には用はない。正しいと思っているなら、こんな姑息なことなどしなければいい。「祀ってやっている」なんていうような傲慢な態度が一番の問題だということに、まだ気付かないのか。
僕は研究柄、戦前のアジア主義的な右翼について多少調べて知識も持っているつもりだが、ついこう言いたくもなる。「昔は良かった」、と。いや、もちろん、アジア主義的な右翼や大陸浪人も、ほとんどがろくでなしだったんですが、ここまであからさまに「アジアの友」に敵対的な態度は取っていなかった。
僕が信用できると思う右翼は、中国人、韓国人の友人がいるような右翼だ。そこが「本物」か「偽物」かを見極める試金石だとまで思っている。