美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

初☆三谷幸喜の舞台

今日は大阪京橋の「シアターBRAVA!」に赴く(この劇場は、昨年キャラメルボックスの公演を見て以来、二度目)。今日は三谷幸喜作の「ろくでなし啄木」というのを見に行くため。石川啄木が本当にどうしようもない人間だったのは、ちょっと伝記をひもとけば判る周知の事実だが(昔読んだ伝記では、金田一京助の偉さが印象に残った)、この啄木もまあひどいw。
キャストは藤原竜也中村勘太郎、そして吹石一恵様(今日の舞台を見てしまってからは、「様」をつけたくなります)。この3人しか登場人物がいない、いわゆる「藪の中」型のサスペンス(といっても殺人とかは起こらないけど)。
まだまだ公演は続くので、ネタバレ的なことは書かないでおくが、僕の第一印象は「藤原君イケメン過ぎ、勘太郎君、体のきれ良すぎ、一恵様美しすぎ」という三つの言葉に集約できるw。特に、元々僕はフッキーこと吹石一恵様のファンなのだが、実物を拝見して(オペラグラス持参した)、その佇まい、舞台での華やかさにノックダウン。でも、一番印象に残ったのは、勘太郎君の「ふんどし」だったりするのだが(図らずも、これもオペラグラスでガン見してしまいました・・・)。にしても、藤原君、「だらしないイケメン」がぴったりすぎ。彼の美貌は凄く近代的で、あまり時代劇とかには向かないと個人的には思っているのだけど、ほとんど詐欺師のような長広舌で女を言いくるめるろくでなしの役、本当にぴったりだったなあ。実際の藤原君はどんな人は知りませんが。
僕は今まで三谷作品を追って見ているようなファンではないが、初めての印象は悪くなかった。もっとも、俳優陣の若さと勢いがあってこそのこの物語、とも思ったが。