美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

マンガ論について

伊藤剛さんが「正論」というか、実も蓋もないことをおっしゃっているが、納得。そこに引用されていた宮本大人さんの言葉も、グサッと来る(僕も大学人だし)。
日本マンガ学会」にしても、正直言って、発表は低調だものなあ。僕は会員ではないけど、一度京都精華大学まで聞きに行って、入るのを止めた経緯があります(入っても得るものが少なそうだったから。そういう点で、僕は功利的で、ずるいです)。
僕自身、昔からファンであるマンガ家はずっと新刊が出る度に読んでいて、それなりに知識として「蓄積」されている自負があるが、例えば、最近のジャンプやマガジンなんて、手にも取ってないものな(おかげで、甥っ子との会話が成り立ちません)。呉智英さんとか、米沢嘉博さんとかは、かつては偉大だったけど、今はそうでもないかもしれない、という厳しい認識も必要かも。彼らの「子ども」である僕は肝に銘じなければ。