美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

もんじゅ君の本

このところ、ツイッターでも呟く「政治的」な件は、原発と現在の大阪府政(市政)に対するものばかりで自分でも嫌になるが、ツイッターで話題の「もんじゅ君」の本、2冊出たので、ファンの僕は当然買ったですだよ。

おしえて! もんじゅ君―これだけは知っておこう 原発と放射能

おしえて! もんじゅ君―これだけは知っておこう 原発と放射能

こちらの方が、子供も読めるかな。今なら、可愛いシールも着いています。
さようなら、もんじゅ君---高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし

さようなら、もんじゅ君---高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし

こっちはもう少し詳しいバージョン。この本の終章「2050年もんじゅの夢―もしも廃炉になれてたら」で、マジ泣きしました。この章に書かれているような未来を僕たちは目指さねばならない。ある方が「化石燃料は過去の蓄積を燃やしているが、原子力は未来のエネルギーをかすめて現在使っている」と言っていたが、未来に対する、いわゆる「世代を超えた責任」という、環境問題や倫理学で良く問われる問題を考える際に、原発ほどふさわしい(残念ながら)「題材」は少なかろう。我々は、少なくとも数百年後の子孫に「原発の核廃棄物の管理、宜しく」と既にお願いしているのだから。