日本社会学会出席
この土日は、関西大学で開催された、日本社会学会に出席。実は僕、驚かれるかも知れませんが、会員なんです。社会学的研究を一切していませんが、情報収集の一環として入っています(でも会費も高いし、そろそろどうしようかな、と思っているのも事実)。あと、やはり僕は社会学に未練がある、というと語弊がありますが、宗教学科か社会学科、どちらに進学するかで迷った人間で、学生時代は結構社会学の講義や演習に出ており社会学者をやっている知己が多く、彼らに会うのも目的。でも、もっと重要だったのは、ネット上では良くやりとりしている人と、実際にお会いする(拝見する)事でした(笑)。ということで、今回の社会学会は、僕にとって完全に「オフ会」のノリでした。事実、「リアルでは初めまして」という方、片手以上はいらっしゃったのだ・・・。
初日は、少しだけ遅刻して、まずは知り合いのI瀬さんの発表を拝聴。創価学会の性別役割分担や、それに対する意識調査など。その後は、理系研究室におけるアカハラの可能性、という感じの発表を聞く(人数が少なくて残念。結構面白かったのに)。
午後は「戦争と記憶」という部会に行く。この二つのテーマは近代史でもホットな話題だし(実際、僕の指導学生にこのあたりのことをやっているのがいる)、慰霊なども絡むと宗教学とも接近する分野なので。
その後は「サブカルチャー」部会に。台湾のジャニーズファンの生活パターンだとか、クラブカルチャーだとか、サーファー文化だとか、プレイボーイと二次元オタクの比較及び類似性の指摘とか。やっぱりサブカルチャー研究は難しいと改めて実感。
その後は学部時代からの親友A堀や東大の某ゼミの連中と梅田で飲む。へろへろになって帰宅。
二日目。
午前中は「現代日本における排外主義の問題」という部会に参加。これには、ジャーナリストの安田浩一さんの「在特会」に関する講演もあり、日系ブラジル人の問題、排外主義とナショナルアイデンティティをめぐる計量社会学的分析、在日コリアンコミュニティのあり方を「朝鮮学校」から問い直す、という主旨の発表があり、大変面白かった。
午後のシンポジウムは、「生で市野川容孝先生と稲葉振一郎先生を見たい」とミーハーに思って、彼らが主催した「〈社会的なもの〉を社会学はいかに思考するか」という、非常に抽象度の高いものを聞く。話をつかめているかどうかは判らないが、それなりに面白く聞けた。
そして、終わった後はまたまた旧友と新大阪のお好み焼き屋で久闊を叙し、彼らを見送って帰宅。
今回、書籍販売ブースで購入したのは以下の本。
住民投票運動とローカルレジーム―新潟県巻町と根源的民主主義の細道,1994-2004
- 作者: 中澤秀雄
- 出版社/メーカー: ハーベスト社
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 湯沢雍彦
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2010/05
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昭和前期の家族問題: 一九二六―四五、格差・病気・戦争と闘った人びと
- 作者: 湯沢雍彦
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/06/10
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- 作者: 夏目房之介,竹内オサム
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2009/04/01
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- 作者: 金相美
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/06/20
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