アンベードカルの新たなブームなのか?
今日大学に届いた研究書のご紹介。ちょっと検索して驚いたのだが、インド初代の法務大臣にして「新仏教運動」の指導者だったアンベードカルについての研究書が結構出ていて驚いた。そこで、それらのアンベードカル本を中心にまとめ買い。
変貌と伝統の現代インド: アンベードカルと再定義されるダルマ (龍谷大学国際社会文化研究所叢書)
- 作者: 嵩満也
- 出版社/メーカー: 法藏館
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: 単行本
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社会苦に挑む南アジアの仏教: B. R. アンベードカルと佐々井秀嶺による不可触民解放闘争
- 作者: 関根康正,根本達,志賀浄邦,鈴木晋介
- 出版社/メーカー: 関西学院大学出版会
- 発売日: 2016/08/10
- メディア: 単行本
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まずはこれらのアンベードカル本。特に、今年2冊出している法蔵館の動きが気になる(というか、この前宗教学会の書籍販売コーナーで知ったのだけど)。ついでに他のインド関連の文化人類学系の本も購入。
どちらも興味がそそられたので。あとは日本近代史、社会史関連のもの。
最近の青弓社は、結構「攻めている」気がする。気にはなっていたが、あまり誰も手をつけてこなかった、という研究を多く取り上げているな。
勁草書房のこの「日本の科学史」シリーズは取り敢えず買っている。知り合いも執筆していることが多いし、自分の大学には「科学史」の講義がないので、学生に見せてやりたいというのもある(その割に学生は「核」の問題とかを扱いたがるので)。
編集委員がほとんど友人というのに気づいた(笑)。このところ、映画史の本も集めつつあるので、これもその一環。
著者の大東さんはこれまでも反戦、非戦を貫いた希有な僧侶たちを取り上げてきたが、今回は植木等のお父さんの伝記。
生きられる死: 米国ホスピスの実践とそこに埋め込まれた死生観の民族誌
- 作者: 服部洋一,服部洋一遺稿刊行委員会
- 出版社/メーカー: 三元社
- 発売日: 2018/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕はこの服部さんという方を知らないのだが、アメリカのホスピスを調べた貴重なものらしい。その方の遺稿集。お若くして急逝されたそうな。序文は船曳建夫先生がご執筆。