美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

初めての西村哲也さんライブ

今日は、したくもなかったけど「明日の自分」のために午後遅くに休日出勤して、届いていた卒論草稿に朱を入れる。それを二時間ほどでテキパキ終わらせて、衝動的にライブハウス拾得に赴き、西村哲也さんの「バースデイライブ」に参加。鈴木祥子さんのライブで知り合った友人達(id:popholicさん、id:nota10さん、id:livinglovingさん)に、西村さんのファンが多く(彼らは「西村会」という秘密結社私設ファンクラブを結成している)、彼らが推す西村さんというギタリストに単純に好奇心が湧いたのだ(もちろん、休日出勤の「垢」を落としたかった、というのも大きいが)。
で、結論から言うと、とてもよかったです。ゲストとして呼ばれていた各アーティストも、どれも個性的で、ヴォーカルの素晴らしい人が多かった。ゲストの面々は、以下の通り。
■SARA(沙羅、マンドリン弾き語り)
真依子(真依子(VO)+西村哲也(AG))
■君天(鈴木君代(VO&AG)&天白真央(VO&PIANO)&青柳林(VO&BASS))
■いづみ&かんた(いづみ(VO&PIANO)、かんた(EG))
最初に出てきたSARAさんともう一人の方(お名前失念、済みません)は、二人とも眼鏡女子で、その属性を持つ僕としてはどきっとせざるを得ないのだが(笑)、2曲目の声の伸びがよかったなあ。
真依子さんは、普段は琴を弾きながら歌う方なのだそう。今度映画にも出演されて(「ヤング通りの住人たち」という映画)、その主題歌を歌っていた。
君天は、みんなメンバーがお坊さんというバンド。ヴォーカルの鈴木さんが非常に楽しい方で、終演後、色々おしゃべりしていただいた(宗教学者の僕としても、こういう活動をしている僧侶の方って、「社会参加する仏教」の一形態かな、なんて思ったりもしたので)。CD『あなたに遇いたい』もその場で購入し(西村さんも参加)、色んな方にサインをしてもらいまくる(写真はそのCD)。和風ゴスペル(まあ、もともと「和讃」なんて、まさにゴスペルなんだけどさ)。
ゲストの最後は「いづみ&かんた」という夫婦ユニット。僕が事前に存じ上げていたのは、花*花のお一人であるこじまいずみさんだけ。

で、休憩を挟んで、西村さん50歳記念の「本番(?)」開始。メンバーは以下の通り。
西村哲也(VO,EG)&大前ちずる(KEY)&中島かつき(B)
一曲目からして、僕好みのメロディライン。こりゃいいや、と泡盛の水割りを飲みながら口元が緩む。あたりまえだけど、ギターの上手さはド素人の僕から見てもすごい(また、いい音なんだ、これが)。
全くの白紙で行ったにも関わらず、ずっと楽しく過ごせました。良いライブでした。雰囲気もよかったしね。セットリストをこちらのブログから拝借(ピアノ担当の大前さんのブログ)。

Set List
01: ゴースト
02:暴君物語
03: グレートフルハウス養老院
04: 砂のコリン
05: Snow Bird
06: Poor Boy
07: Lost Sunday
08: ひまわり
09: 夜の光
10: 月の子馬
11: 蛙
encore:
01: キッチンミュージック ft. いずみ
02: 牛の群れになって走る

終演後は「西村会」の皆さんが、西村さんに銘入りの焼酎を誕生日プレゼントとして渡したりと、お楽しみタイム。僕自身は家が近いし、「西村会」の皆さんが帰った後もずっと閉店まで居続け、たまたまいらっしゃったお隣の大学の先生と語らったり(研究分野が近かったので話が弾んだ)、先ほどの鈴木さんとお話ししたり、西村さんに握手していただいたり(「え、初めてなの?」と驚かれた。西村会の皆さんと一緒にいたせい)。
というわけで、良い気分で帰宅。