その余剰が「宗教」
今日は家でゆっくり読書。この前買ったこの本をちゃらっと読む。確かに面白可笑しく書かれており、著者たちの文才に感心。
- 作者: 架神恭介,辰巳一世
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 新書
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僕も「宗教学」という講義で、身も蓋もないことを良く喋って「先生から聞くと、宗教って全然ありがたみが感じられない」とアンケートに書かれたこともあるくらいだが(笑)、僕も一つエクスキューズをしていて、「僕の賢しらな解説で分析し尽くせるようなものは、宗教ではない。宗教は、説明しきれない余剰があり、それこそが“宗教”(の本質)なのだ」なんてことを語っている。例えば、心理学的な分析(洗脳、マインドコントロール、認知的不協和理論など)で、ある側面は説明できるけど、絶対漏れてしまう部分はあるということだ。
この本の最後に、僕の先輩のH江さんの名前があり微苦笑。著者にどんなアドヴァイスをしたのかな(笑)。