美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

休みに入り

夏休みに入り、さあ勉強するぞ、と意気込んで(嘘)、本を何冊か購入。これは入学時の「色んな語学やるぞ」という決心に似て、続かないんだよな。

都市が壊れるとき: 郊外の危機に対応できるのはどのような政治か

都市が壊れるとき: 郊外の危機に対応できるのはどのような政治か

最近ツイッターなどで交流ができつつある宇城先生の翻訳したフランス社会学の本。僕は勿論専門外だが、実は数年前、フランスの移民政策みたいなテーマで卒論書こうとした奴の指導教員になったことあるんだよね(誰もいないから)。僕は宮島喬先生の本とかをパラパラ読んだに過ぎないけど。今、壊れつつある僕の故郷に思いをはせる、というのはある意味悪趣味か。こちらは日本の移民問題を宗教から捉えた論文集。
宗教概念あるいは宗教学の死

宗教概念あるいは宗教学の死

磯前先生の新刊。ま、買うしかないよね。取り敢えず後書きだけ読んだ(いつもの悪い癖)。
「語られないもの」としての朝鮮学校――在日民族教育とアイデンティティ・ポリティクス

「語られないもの」としての朝鮮学校――在日民族教育とアイデンティティ・ポリティクス

近年高校無償化をめぐって、在日コリアンにとって「踏んだり蹴ったり」という言葉では追いつけない事態が生じているのは周知の通り。いや、生じている、という自動詞はおかしいな。マジョリティが差別をして、在日コリアンはそれに「巻き込まれている」のだから。
コロニアリズムと文化財――近代日本と朝鮮から考える (岩波新書)

コロニアリズムと文化財――近代日本と朝鮮から考える (岩波新書)

僕は今、浅川巧を卒論で取り上げようという学生を一人担当しているが、そういう僕にも(その学生にも)示唆的な本が出てくれた。
日本と朝鮮 比較・交流史入門―近世、近代そして現代―

日本と朝鮮 比較・交流史入門―近世、近代そして現代―

これは買い損ねていた。知り合いの先生方が執筆している。
闘争する境界――復帰後世代の沖縄からの報告

闘争する境界――復帰後世代の沖縄からの報告

最近、沖縄にフィールドワーク実習のお手伝いをするようになって、俄然沖縄に関心が深まってきたので。