授業案急遽変更
今日の授業は「宗教学」。先週から「宗教と生命倫理」と題して、現代社会における先端医療と宗教の関係の関係を具体的に紹介しているのだが、今日は主に「ES細胞」と「脳死・臓器移植」と「遺伝子診断」の問題性について喋る。
先週の京都大学の山中先生による大発見で、「ES細胞」の部分は大分書き替えを余儀なくされる(こんな経験始めてかも。なんだかんだで、文系の学問は「十年一日」と称される類のものが多いからね)。
ただ、受精卵を壊すという倫理的な問題は後景に退いたと言っても、前にこのブログで呟いたように、これからは、どこまでの「エンハンスメント(enhancement)」が赦されるかが喫緊の問題になってくるだろうな。
と言うわけで、僕のお師匠様が編集されたこの本を読まねばと決意。既に買ってはいたのだが。
- 作者: 鎌田東二,粟屋剛,上田紀行,加藤眞三,八木久美子,町田宗鳳,島薗進
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2007/09/20
- メディア: 単行本
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