美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

相談

今日は昼まで寝倒してしまう(帰宅したのが真夜中の2時半くらいだったか)。
午後はゼミ生の相談もあるし、今やっているゲラの校正も少しでも進めなければならないので、重役出勤。
まずはゼミ生のTさんの個人発表の相談に乗る。彼女はいわゆる「草食系」とか、そういう男女観のあり方の変化をやりたいといっているのだが、僕は、そういうのは原因が判らないものだし、みんな好き放題言っているのも多いから、メタな次元で「有名な論者はどのような若者像を結んでいるか」という、まあ、後藤和智さんの路線をとりあえず勧めてみる(まあ、後藤氏の論の運びは単純すぎるけど、あの熱意には常々頭が下がる)。
その次は、4回生のI本さん(中世史専攻)が、全然専門でない僕の所に敢えて相談に来て「卒論って、どう書けばいいんですか?」という根本的な質問をしてくるので面食らう。彼女は今、某予備校に通っていて、そこで同じく公務員を目指して勉強中の元僕の教え子N脇君と知り合い、彼から「川瀬さんに相談すればいいよ」とそそのかされたようだ(N脇君、知らないうちに無茶振りしてくんじゃねーよ)。彼女が読もうとしている史料の『玉葉』なんて、タイトルしか知らない代物だから、当然僕は抽象的なアドヴァイスに終始。
気がついたらもう夕方。これから、やっと自分の仕事だ。