美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

深夜営業の本屋で

今日は本当にダメダメな日だった。会議でエネルギーを吸い取られた、という言い訳もあるが、研究室の本の背表紙だけ眺めて「あれ読もうか、これ読もうか」と悩んでいただけ。「下手の考え休むに似たり」の典型例。それもあって、帰り道、深夜営業の本屋に寄って、お勉強の本を買ってしまう。本買ったりコピーしただけで「あ、俺勉強している」と勘違いできる瞬間ってあるよな、文系の研究者の場合。

福間さんは多作な方だが、言い方は悪いが「同工異曲」という感じがして、実はこの本は「もう良いかな」と思っていたのだが、立ち読みすると面白そうだし、こういうテーマで修論を書く予定の学生も受け持っているし(H川君、持ってる?)、参考にと思って。
イスラエル (岩波新書)

イスラエル (岩波新書)

臼杵先生の新刊。早尾貴紀さんも褒めていたので。
キリストの身体―血と肉と愛の傷 (中公新書)

キリストの身体―血と肉と愛の傷 (中公新書)

岡田先生は、どれだけ原稿をサクサクお書きになるのか。このところ恐ろしいペースで書いていないか(エッセイではなく、学術書を)。その筆力に感嘆。中公新書から出ている「キリスト教図像学」シリーズの3作目。他のも買ってあるけどまだ読んでない。ちゃんと読まねば。
神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者

神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者

元々出たら買うつもりだったのだが、目に入ったのでそのまま手に取る。帯文が僕のお師匠様。これは買わねば。シャーマンとなった女性のライフ・ヒストリーの聞き取り。
天皇・天皇制をよむ

天皇・天皇制をよむ

買おうと思って忘れていたので。今度大学院ゼミで戦後の象徴天皇制を考える本を読むことだし。
日本に古代はあったのか (角川選書)

日本に古代はあったのか (角川選書)

井上先生の本はほとんど買って読んでいるのだが(ファンなので)、これはどうかな、と実は躊躇っていたのだが、昨日たまたまいただいた論文(愛知県立大学の與那覇潤先生から2本論文をご恵送いただいた)が非常に刺激的で、史学史的な考えというか、それを越えて日本文化論になっていく様など、與那覇先生も、井上先生も含めてそういう「でかい」話もやっぱり面白いよなと気を取り直したので。