美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

松下奈緒コンサート@梅田芸術劇場

実は、今日も仕事帰りにコンサート。これは急遽参加が決まった。こんなコンサートがあるなんて先週まで知らなかったくらい。
ライヴ仲間のYさんが仕事の都合上急に行けなくなり、彼が「そういえば、川瀬は松下奈緒が好きだったのでは(ブログで前に触れていたし)」と思い出し「代わりに行かない?」と言ってくれ、それならばとチケットを譲ってもらったのだ。梅田に着いたのがスタート30分前頃だったので、阪急三番街地下の「インディアンカレー」で7分ほどで食事を済ませ、走る。
場所は梅田芸術劇場。豪華。広い。照明がすごい。当たり前だけど、昨日とは全然違う(昨日は20名ほどでインプロと前衛舞踏見てたんだよな・・・)。客層は老若男女、それほど偏りなくいるのが却ってびっくり。
時間通りに松下さん登場。やっぱ、背も高く、数十メートル離れていても判る美女っ振り。僕の隣のお兄さんは、しきりにオペラグラスを覗いていた。しまった、持ってくれば良かった。MCもサクサクしていて、良い意味でさっぱりした性格が伺えて好印象。ほれてまうやろー(既にファンではありますが)。川西出身のノリの良い関西っ子でもありましたな。
基本的に、彼女の作曲した曲のみを演奏(半分ほどがピアノソロで、あとは時々サポートメンバーがつく)。ゆっくりしたテンポの曲(ドラマに使われたものも多い)は、短い作品も多く、あれっという感じでサクサク進んでいったのだが、中盤あたりとラストに掛けて、ラテンテイスト、ジャズテイストのノリの良い曲が集中されていて、そこからは彼女のテクニックも楽しみながら聞くことができた。さすが音大出、普通に上手いわ。メチャクチャ綺麗なピアニストが女優もやっている、という感じだな。アンコールも二回応えてくれて、曲数も思った以上に多かった。正味2時間弱のステージ。バックの皆さん(ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、ドラム、ギター)の皆さんも当たり前だが上手い。
本編とアンコールで都合2回やった「f」という曲(VAIOのCM曲)が気に入ったので、それが収録されている最新アルバムを物販で購入。ちょいとカプースチン(彼女が卒業演奏でやった作曲家)ぽいテイストも感じられた。

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Nao Matsushita Photo & Score Book 「pf」

Nao Matsushita Photo & Score Book 「pf」

気がついたら、楽譜も読めないのに、こんなものまで(半分写真集、半分楽譜)。
あ、そうそう、衣装は最初はこのCDジャケットのような赤いドレス。アンコールでは白シャツにジーンズという姿。なに、あの手足の長さ。格好良かったっす。